写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

27  カオマンガイセットを食べてみたのですが…

   3月になると精神状態が悪くなる、と以前から書いていましたが、このところ、予想通りというか、精神状態が思わしくありません。

 

 そんななか、気晴らしに、タイ料理のカオマンガイセット」というのをスーパーで売っていたので買ってきました。こんなものが売っているのですね。「カオマンガイ」とは、タイ式の鶏飯、というか、ご飯の上に鶏を載せた料理です。せめてタイ気分でも味わおうか、と思ったのです。

 

 ご飯を炊くときに「ご飯の素」と鶏肉を入れます。鶏は皮を上にするように、という説明がパックにありました。

 

 炊飯器でご飯を炊きます。いつも使っている早炊き機能ではダメ、と書いてあったので、「炊き込みご飯モード」で炊いてみました。

 

 炊き上がってご飯をかき混ぜ、鶏を取りだして切ります。そして添付のスープを作って食べてみました。お好みで「カオマンガイソース」をかけて、と書いてあったので、添付のソースもかけてみます。

 

 食べてみた結果は…うーん、いまひとつ、でした。作り方が悪いのか、今の精神状態でおいしく感じられないのか、あるいは、これがタイの本場の味で、それがいまひとつ私の口に合わないのか、というところでした。

 

 タイで食べたときや日本のタイ料理店で食べたときはもっとおいしかった記憶があります。辛みと酸っぱさが混じった調味料をかけて食べるとおいしかった、という記憶があるのですが、今回の「カオマンガイソース」はそれとはイメージが違っていて、辛い感じでした。近所でよく食べるベトナム料理と混同しているのかもしれません。

 

 ということで、いまひとつ、気晴らしになりませんでしたが、ネタ切れ防止のため、報告しておきます。別の「カオマンガイセット」があるのか、それとも工夫すればもっとおいしくなるのか、検討の余地ありでした。

 

 翌日残りを食べたのですが、カオマンガイソース」を控えめにすると辛さはあまり感じず、まあまあでした。タイ料理って酸っぱくて辛い調味料をかけるので、酢をかけてみたらどうか、と思い試してみましたが、多少味変したかな、という程度です。

 

 タイで食べた料理も当たり外れがありましたし、日本のタイ料理店は日本人向けにアレンジしているところがあるのでしょう。店で食べるとおいしいのですがね。

 

 内容物もどれがソースか、それがご飯の素か記載されておらずわかりにくかったし、この料理の作り方については、もう少し研究する必要がありそうです。

38  人脈のない私

    来年度、私の職場の正規職員の人員が削減され、その分を非常勤で穴埋めすることになりました。世の中どこもかしこもこういう感じで、人員削減のご時世なのでしょうね。

 

 ところがその非常勤を探せ、といわれて、面食らっています。私は以前から何度も書いているように、知人友人が極めて少なく、人脈ゼロといっていい状態です。事情があって、誰でもいい、といって公募するわけにもいかないということで、伝手をつたって誰かを探さなければいけないということでした。人事のことですから、上役がやるべきですが、どうもうまくいっていないので、私にまで誰かいないのか、と、お鉢が回ってきたようです。

 

 見つからなかったらそのしわ寄せは私本人にきて、仕事が増えるので、頭を抱えています。私は人脈がないのですが、ただ一人、思いついた人物がいて、ダメもとでその方に電話してみたものの、もうかなりのお年で、住所も職場から遠く、やはり断られました。

 

 こういうときは私の人脈のなさが身に染みますね。人付き合いが悪いので、自業自得ですが、いざ、というところでこういう形でしっぺ返しを食らいます。さりとて今さら人付き合いを良くすることもできないし、仕方ないのかな、と思っています。

 

 来年度が思いやられます。

 

 

 

 

25  「ガーシー」氏除名について

    政治家女子48党(旧NHK党・こんな政党名を書くこと自体嫌ですが)の「ガーシー」氏が参議院を除名されましたね。一体この党もこの人も、どうなっているのか、と思います。

 

 私もYouTubeをよく見ますが、選挙があるまで「ガーシー」という人の動画を見たことがありませんでした。存在も知らなかったわけです。それが30万票近くも集めて、NHK党の比例選で当選してしまった。そのこと自体が驚きでした。そしてこの人、ドバイにいて、逮捕の恐れがある、とかいって国会に一度も来ず、結局除名されてしまったわけです。

 

 半世紀前、青島幸男氏とか横山ノック氏とか、テレビタレントの知名度を武器に参院選で当選した「タレント議員」というのが生まれました。中には能力不足の人や物議を醸す人もいましたが、一応国会には出て、それなりの活動はしていました。今度は全くまともに活動をしなかったということで除名、ということに相成ったわけです。

 

 一方で、昔から、奇妙な主張を掲げて選挙の賑やかしとなる、泡沫候補というのも一定数いました。選挙公報政見放送で思わず失笑してしまう候補や政党もかなりあったことも事実です。ですがこれらはあくまで「泡沫」であり、昭和の時代に当選することはほぼありませんでした。私も面白がって注目はしていましたが、投票したことはありません。

 

 ところが、こういう候補が平成の終わり頃からポツポツと市議選などで当選するようになり、ついに参院選NHK党」が2回続けて当選者を出すに至りました。私が参院選でこの党が初めて比例区で最後の議席を獲得したとき、絶句してしまいました。

 

 NHK党の場合、テレビを見なくなる人や貧困化が進んでいる中で、NHK料金を払う必要があるのか、NHK改革が必要ではないか、という思いを持った人が一定数本気で投票した可能性も否定できません。

 

 しかし、(前)党首の立花孝志氏は議員をすぐ辞め、党名をむやみやたらに変えたり、やたらあちこちの選挙に立候補したり、そうかと思えば、ガーシー氏やへずまりゅう氏を立候補させたり、という一連の行動は、政治を愚弄しているとしか思えないものです。

 

 ガーシー氏が除名になっても、結局(旧)NHK党から繰り上がりで当選者が出るようですが、これもガーシー氏の次に得票の多かった「山本太郎」氏(れいわ新選組の同名候補への当てつけ、あるいは票の分散を狙ったものでしょう)ではなく、4位の人物を恣意的に繰り上げ、しかも国会に出席させない、といっている、という報道も目にしました。

 

 これが本当なら、またまた政治を愚弄しているとしか思えないし、このような党のあり方になんらかの規制を加えるべきだ、との声もありますが、法の穴をつくやり方は法律だけではなかなか制御しきれず、無理に規制すると他の政党の政治活動にも支障を来す恐れもあります。

 

 除名、というのも本来は極力避けるべき、慎重に扱うべきことですが、今回はやむを得ないと私も思います。

 

 でも世の中には一定数、愉快犯のごときこの党やその候補者にを面白がって投票する人がいるのでしょう。そしてそれが議員を国会に送り込むだけの数になってきた、という事実もあるのでしょう。(旧)NHK党もそうですが、「NHKをぶっ壊す」を信じて投票した前々回はともかく、その後の行状が報道されたあとの前回選挙でも投票して国会に議員を送り込んだ有権者にも責任があると思います。

 

 民主主義の危機なのかもしれませんが、200人以上の参議院議員のたった1~2人、これも民主主義のコスト、世の中の2%ほどはこういう人間なのだ、と割り切って見ていくしかないのか、蟻の一穴となって民主主義の破滅につながっていくのか、前者であってほしいと思うのですが、こういうところにも日本の劣化が表れているのかもしれません。

 

 

 

26  韓国の「ハニーバターチップ」

  今の街に来てから、時々札幌にある韓国スーパーに行くことがありました。ここにいろいろな韓国製品があるので、面白がってあれこれ買っていました。

 

  ところが最近、そうした専門店だけでなく、普通のスーパーにも韓国の菓子が売られるようになりました。地元の大型スーパーにも、ハングル表記の袋が日本のお菓子と並んでおかれています。

 

 ちょっと気になって、その中のひとつを買ってみました。「ハニーバターチップ」というポテトチップです。ハングル表記なので韓国製品だとわかりますが、よく見ると韓国の菓子メーカー「HAITAI」(ヘテ)と並んで「カルビー」と書いてあります。裏を見ると韓国のポテトチップスをカルビーが輸入しているようです。「期間限定」とも書いてありました。

 

 韓国では以前からこの「ハニーバター味」がブームで、ということは知っていました。ポテトチップスから始まった味だそうですが、韓国スーパーには「ハニーバターアーモンド」の小袋があり、これを買ったこともあります。この「ハニーバターアーモンド」もこの大型スーパーにありましたが、大袋しかなく、値段が高いので購入は見送りました。

 

 味の面では甘くてコクもあり、確かにおいしいです。私がたまにポテトチップスを買うときはカルビーの「コンソメ味」を買っていましたが、それとは違う味を食べると新鮮です。韓国で流行するのも頷けます。

 

 もちろん品質の面で日本の製品に劣りません。昔は韓国菓子と言えば、訪韓時に珍しがって食べ、やはり日本の方が品質がいいな、と思っていたものでした。1988年に韓国に行って初めて食べたキャラメルは固くて形がひしゃげていました。その後だんだんとまともになったものの、20年ぐらい前はまだ日本のものより品質が悪いな、という印象でした。

 

 それがここ数年、品質の面で日本のものと劣らなくなり、また、日本国内の韓国スーパーや特設コーナーで買えるようになりました。そして日本にはない、変わった味でおいしいぞ、と思うものも出てきました。

 

 そして今や日本の普通のスーパーで日本の菓子とハングルの袋の菓子が並んで売られるようになってしまいました。ここまで来ると、今までは面白がって買っていたものが、日本の菓子のライバルとなり、ちょっとした脅威に感じてしまいます。

 

 値段の面でも、かつてのように韓国製品だから値段が安い、というわけではなく、味や質で勝負しているのがわかります。値段の面では、むしろ円安のせいか、安くはなく、買うのを迷ったあげく見送った「ハニーバターアーモンド」など、買わなかった理由が「おいしいけど値段が高い」というものでした。

 

 昔は外国の菓子と言えば、欧米のおみやげにチョコレートをもらうくらいでした。それがいまや韓国の菓子が幅をきかせるご時世になってしまいました。以前はものづくりで日本がアジアを圧倒していましたが、今やその影は薄く、身近な菓子の世界でも日本の菓子の品質の高さが韓国に追いつかれてしまったのかな、と、韓国びいきのつもりで面白がって買っていた以前とは違い、少し寂しい、こんなところでも日本大丈夫かな、という複雑な感慨を持つようになってしまいました。

 

 

 

 

 

03  雪どけの季節になりましたが…

   3月も10日を過ぎ、こちら北海道も春めいてきました。雪はまだまだ残っていますが、歩道の雪はかなりなくなり、乾燥した路面が出てくるところが多くなりました。温度もプラスの日が多くなってきました。例年より少し雪どけが早いのかもしれません。とは言っても北海道のこと、まだまだ油断はできません。先日雨が降りましたが、雪が降ることもまだあるでしょうし、一度溶けた雪が凍って凍結路面になり、滑ることもあるでしょう。

 

 とりあえず今冬は、もちろん何度も滑りかけたことはありますが、転ぶ、という経験をせずに済んでいます。転ぶとショックが大きいですからね。でも、昨年転んだのは3月だったので、まだ気を緩めることはできないかもしれないです。

 

 本州に比べても遅い春の訪れですが、3月はドロドロした感じで、本格的な春らしい春は5月にならないと来ないでしょうね。

 

 でも、仕事面では春が来てほしくなかったのです。今春から状況が悪くなりますから。私の職場は、若い人がおらず、中高年者ばかりです。ですから自分も年を取ってしまったから、といういいわけが通用しそうもありません。昨日も物価高の話で、年とともに良くなるということがない、悪いことが多くなっている、と書きましたが、仕事の面でも良くなりそうな兆候は見えないですね。