写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

04 1日目大邱夕方~夜 教保文庫大邱店と西門夜市など(2019年4月27日)

 東城路に戻り、ユニクロがあったので入ります。先日の台湾で下着を買ったらむやみに高くてびっくりしたので、韓国ではどうか、と思って入ります。あえて全く同じものを探します。ありましたが、なんと12900ウォンですから1300円ぐらい。台湾より高いです。台湾では1000円ぐらいで高いと思ったのですが。

 

 今回もLCCなので荷物制限があり、現地調達するつもりだったのと。台湾との比較のためにあえて買います。台湾と同じ化繊のよく伸びる下着で、それなりの値段なのはわかりましたが、なんで日本のユニクロにある安い綿の下着がないのかと思います。アジア諸国では日本と違って高級イメージで売っているのでしょうか?レジで例のマニュアル接客。言っていることがわかりません。

 

 歩いていると突き当たりに大邱がありました。大きな駅のようですが、なぜか昔から特急は東大邱に停まって大邱駅は通過します。日本の昔の西鹿児島みたいなもので、東大邱の方が中心地に近いのかな、と思っていましたが、どうもそうではないようです。なんでこうなっているのかな、と不思議に思いました。

 

 続いて教保文庫にもう一度行きます。今回は読めもしないハングルの本を大量に買うのはやめようと思います。台湾で買った本もまだ手をつけていませんし。ただ、ペン習字本だけは買おうと思っていました。以前から日本の硬筆検定を受けようと思っているのですが、なかなか合格レベルに達していないので近頃受けていません。でも、その過程で、韓国にもペン習字があるだろう、と思ったのです。ですが、大きな本屋でペン習字練習帳を探すのは一苦労です。児童書かなあ、とか、あちこち探しましたが、わかりません。

 

 結局日本の大型書店にもあるような検索機を使います。「ハングルペンクルシ」(한글 펜글씨 )と入力すると、ありました。さっき通り過ぎたところでした。ありましたが、下手ではないものの、うまいかなあ、という字体。でも使えそうなのはこの本一冊しかなく、あとはカリグラフィーの本とかでした。4800ウォン。ペン習字帳は日本でもそうですが、各文字の単体、説教くさい文章や詩のお手本。今どき使わないだろ、と思うような実用例(履歴書とか、届とか)からなっています。題名は「21世紀ハングルペンクルシ」というのですが。まあ、薄いし、文章の意味も調べると韓国語の勉強にはなるかな、と思います。裏表紙に検定案内が載っていました。

 

 レジでまたマニュアル接客。ですがはじめて聞き取れました。まあ、「ポイントカードはありますか?」という類のことでした。日本人客にそれはないだろ、と思いますが「ありません」と答えます。まあ、これでもはじめて会話ができました。

 

 地下鉄中央路駅から1号線明徳駅。ここでモノレールに乗って西門市場駅に行きます。モノレールの最前部の席は埋まっています。途中でなぜか窓が白くなりました。自然現象なのか、何か外を見えづらくする必要があって人工的にそうしているのか不明です。とにかく先進的な乗り物でした。日本のモノレールも今どきは無人運転しているところがあるのでしょうか?

 

 西門市場に行きました。ここに夜市があるというのです。台湾でも行きましたから行ってみます。大きな市場の広い通りに露店が並んでいます。ただ、台湾と結構違います。ここで夜市が始まったのは2016年とのことで、どうも昔からの市場がパッとしなくなったので町おこしではじめたようです。ですから屋台も整然と並んでいて、客も列をついています。評判の店は長い列になっているので並ぶのが嫌いな私には面倒です。さりとて列のない店はいまいちなんだろうな、と思います。ちょっと列について見ましたがやはり面倒。結局横の列のついてない店で4000ウォンの鳥のチリソースがけみたいなものを買いました。まあ、さほどうまいと言うほどでもないです。

 

 露店の反対側には、韓国のあちこちにある在来型の露店屋台がありましたので、そちらでイチゴを串に刺して赤い飴をかけたものを売っていたので2000ウォンで買います。続いてホットク(호떡)という、どら焼きの皮とホットケーキの中間みたいなものを買います。ここで失敗。2000ウォンかと思ってお金を缶に入れ、1個もらって行こうとすると、店の女の人が慌てて止めようとします。1個1000ウォンなのに、聞き取りを間違えてしまったようです。2個目をもらって食べましたが、いろいろ食べたのでちょっと多すぎでした。これぐらいでやめておきます。

 

 夜9時近いのに老人が道端で野菜や果物を売っている露店が結構あります。今回、いろんな意味で韓国社会の格差を感じることが多かったです。

 

 モノレール西門市場駅からコンドルバウィ駅に戻ります。このあたりにはコンビニがなく、従来型の小汚い「スーパー」があるのみ。スーパーとは名ばかりで、お菓子と飲み物があるだけの小さな食料品店。店に入って焼酎を買います。1600ウォン。量が多いのですが、台湾と違って酒はむやみに安く、入手しやすい国です。ということで戻って酒を飲み、寝ます。