写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

19 5日目ウラジオストク空港まで(2019年8月7日)

 ようやく最終日、8月7日(水)です。寝苦しい夜を過ごしましたが、 早朝起き出します。暑いのでロビーに降りてひと涼み。といってもあまり冷房が効いていません。冷房機の目の前のソファーのところだけ涼しいです。

 

   夜明けになるかどうかという時間帯に、ホテルから出て、坂を下り、昨日行った「Tiko」に行きます。ここでお土産用のアリョーンカ(ロシアを代表する菓子のようで、赤ん坊の少女の絵がトレードマーク、あちこちで山積みになっていました)チョコ5枚+その他のチョコ2枚、あと、アリョーンカのチョコケーキを買います。あとはヨーグルトドリンク。計1105ルーブルです。帰国後食べたのですが、昔のロシア菓子はむやみに甘ったるかったのに、今はそんなことはありません。適度な甘さでおいしいです。それだけ品質が上がったんでしょうかね?ロシアはヨーグルトドリンクが濃厚で意外とおいしいです。

 ホテルに戻ります。朝食付きなのですが、7時以降ということで、もったいないのですが食べられません。朝食ぐらい食べないと、このホテルは元が取れないなあ、と思いつつ、チェックアウト。駅へ。新駅舎の方へ向かいます。

 

 空港連絡の「アエロエクスプレス」に乗ります。切符売り場はまだ閉まっていて、待合室で案内嬢が切符を売っています。空港までの切符を買いますが、「ファーストクラス」を買います。380ルーブルですから、さほど高くありません。ですが、ビジネスクラス?」といわれました。ファーストはなくて優等席はビジネスクラスなのでしょう。ホームに降ります。このホームは日本と同じ高床式だった気がします。赤く塗られた武骨な電車が来ます。

 

 乗ってみると、韓国のKTX式の集団お見合い方式。座席は2×2の配置です。リクライニングはしませんでした。普通車は多分2×3か3×3の配置なのでしょう。真ん中に冷水機があるのですが、飲んでみるとぬるいです。あと、ロシアの新聞なんかが置いてありますが、韓国や中国と違い、全く読めないので見ませんでした。今回は本屋にも行きませんでした。電灯がついていなくて暗いです。乗っているのは2人だけ。みんな普通車に乗るのでしょう。

 7:10発車。ずっとシベリア鉄道の寝台車から眺めた風景が続きます。海があって、だんだん人家が少なくなり、やたら長い入江に架かる橋があって、という具合。1時間ほどの乗車ですが、大部分シベリア鉄道の路線を走ります。終着5分前ぐらいになってようやく高い白い石で作ったような盛り土区間になり、しばらくしてウラジオストク空港駅到着。8:04。並行して結構立派な道路もあるようでした。

 

 ウラジオストク空港まで市内から電車で1時間ぐらいかかります。ですからこの空港は「ウラジオストク空港」となっているのですが、実際は「アルチョム」という町にあるそうです。駅と空港は直結しています。駅から出て空港に入るときセキュリティーチェックがありました。駅や空港の入口に必ずあるのですが、一度も呼び止められたことはなく、ゆるいのかな、という印象を持ちました。

 実は朝食を食べて8時頃に出ればちょうどいいのですが、この電車が2時間に一本しかありません。バスは頻発しているそうなのですが、電車は7時の次が9時過ぎ。12時過ぎの飛行機ですから、それでも十分間に合いそうですが、お土産を買ったり、いろいろ手続きをしていると遅くなる心配があります。4時間も持て余すかなあ、と思ったのですが、早めの電車で行くことにしました。メモの整理をしたり、ウロチョロしていると意外と時間の過ぎるのは早いものです。意外にも持て余しませんでした。