パッとしないので、地下鉄3号線独立門駅から戻って忠武路駅、ここで4号線に乗り換えて明洞駅。このあたりでデパートめぐり。まず近くの新世界百貨店。地下に入っておみやげでも買おうかと思ったのですが、混んでいる上に非常に高い。韓国菓子でも非常に高くて手が出ません。ここは日本時代の三越の建物が本館になっていて、以前は真ん中を突っ切って両脇から翼を広げたような特徴的な階段が残っていました。それでもう一度それをみたいと思って中に入ったのですが、改装されて、階段の突っ切った部分はなくなっていました。その代わり奥にエスカレーターができていましたが、ほとんど誰もいません。どうもこの本館、超高級ブランド売り場になってしまったようで、退散。新世界デパートは気位の高いデパートになってしまったなあ、という印象を持って出て来ました。日本語のパンフレットもなかったし。
新世界百貨店でも気晴らしできなかったので、ロッテ百貨店へ。こちらも混んでいました。とりあえず上に上がりました。食堂街で参鶏湯を食べます。ここは以前にも入ったことのある店です。ちょっとへこみ気味ですし、店を探すのも面倒なので、ここで食べることにしました。14000ウォン。高いです。キムチも今まで食べた中では一番ダメでした。まあ参鶏湯は普通。店員が途中で塩を入れるようにという仕草をしました。有名デパートの中の割にはあまりガイドブックにも出ていない店ですので、それなりなのかな、と思って出て来ました。
ですが地下の食料品売り場は混雑していたものの、買いやすい感じです。日本人の好みそうな店舗構成。さすがロッテは在日資本だけあってわかっているねえ、と少し機嫌がなおります。韓国の餅菓子やコチュジャン、お土産用の韓国菓子もまあ妥当な価格でした。安くはありませんでしたが、新世界ほどのべらぼうな値段ではありません。ですが外国人客は今やほとんど中国系のようで、「チャイナ?」と聞かれたりしました。日本語を使う店員もいたのですが、賞味期限のことを聞くと、うまく意思疎通できませんでした。
まあそれでも、ロッテはいいな、と思って乙支路入口駅から地下鉄2号線、市庁駅で乗り換えて1号線。ここで乗り間違えて逆のソウル駅に行ってしまいました。このあたりで老婆に東大門歴史公園はこれでいいのか、と聞かれましたが、うまく答えられません。老婆は改めて別の人に聞いていました。
改めて鍾路3街駅へ。メモにはそう書いてあるのですが、あれ、鍾閣駅だったかも。というのは、そのあと本屋へ行って、結局韓国史と世界史の参考書兼問題集みたいな本を買ったのです。その本屋は鍾閣駅の地下直結だったはずです。今回記憶が結構曖昧です。レジでいつも精算したあとに何か一言言われるのですが、それがわかりません。たぶん「袋に入れますか?」と言っているのだろうと推測して、事前にホテルの人に「袋」というのを聞いておきました。ビニール袋でも封筒=ポントゥというのだそうです。
支払ったあと、例によって何か店員が言います。「ポントゥ」「ピルヨ(必要)」というのが聞き取れましたので、「必要です」と言いました。店員は変な顔をしていましたが、とにかく袋に入れてくれました。意思疎通が成功したのか、してないのか、微妙なところです。
コンビニで焼酎を買って飲んで寝ました。焼酎は小瓶でしたが、ひとりでは多すぎです。ですが以前よりアルコール度数が下がったようで、なんとか飲みきりました。