写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

05 日豊本線ともう一度肥薩線(1999年4月1日)

 2日目(4月1日)は日豊線方面です。博多発6:19のソニック1号」で大分に向かいました。ソニックは全部大分行きで宮崎行きはないを時刻表をじっくり見て初めて知りました。ところがこのソニック、なんと883系ではなく、赤に塗り直した485系でした。がっかりです。ソニックといっても日に何本か485系を使うようになったようです。

 

 9:19大分着。駅に一番近いのは大分中央郵便局だったので、30分の待ち時間を利用して大急ぎで行きましたが、地図で確認したつもりだったのに位置がわからず、まごつきました。でもなんとか見つけだし、行ったら空いていたのですぐ手続きしてくれ、ハンコもきちんと押してくれたので満足でした。

 

 9:49発の「にちりん3号」乗車。子供が遊んでいるゲーム音にイライラしましたが、海を見たり、「シーガイア」を横目に見ながら11:42宮崎着。九州は北海道と並んでくだらない施設が多いです。にちりんはそんなに混んでいませんでした。日豊線は幹線なのに、単線が多く、煉瓦積みのトンネルなど古い施設が多いのに驚きました。

 

 九州全体に古い施設が多いようで、久留米のような駅でも、石積みのホームや洗面台が残っていました。にちりんの485系もショートノーズ型でしたが結構ボロかったです。北陸線東北線の485系はボンネットでもこんなにボロくありません。JR九州は大分以南はあきらめているのでしょうか?用務客は少なそうですし。

 

 宮崎でも旅行貯金をします。宮崎中央郵便局が一番近いようなので、そこに行きました。スムーズに見つけることが出来ましたが、ここの局員は何とハンコの押しかたがいい加減で、肝心の「宮崎」という文字が写っていません。仕方がないので珍しく「記念に集めているので押し直して下さい」と頼み、局員も「すいません」といって押し直してくれました。

 

 以前は必ずきちんと押してくれたものですが、オンライン化のせいでハンコの意味がなくなったのか、近頃はきちんと押してくれない局員が増えました。たいがいは局名がわかれば押し方が悪くても我慢していますが、今回のように全く見えないのでは意味がありませんので押し直してもらうことになります。押し直しを頼んだのはこれが二度目でした。

 

 宮崎駅は新しくなっていましたが、この駅の特色は1・2番線の改札口と3・4番線の改札口が別々です。宮崎からの日程をはっきり決めていなかったのですが、またボロ485の「きりしま」に乗るのも嫌になったので、14:31発の普通に乗りました。この普通は昼下がりなのに6両もつないでいて、珍しいな、と思っていたら、そろいのジャージの少年サッカーチームが乗り込んできてうるさいです。

 

 そこでサッカー少年が乗っていない車両に乗ったら、1~2個目の駅でまたサッカー少年が大量に乗り込んできました。まあ、都城あたりで降りるだろうと高をくくっていたら、鹿児島の方まで乗っていて、閉口しました。

 

 隼人着16:34。昨日肥薩線が気に入ったので、今度は肥薩線全線走破をしようと思い、17:08発普通に乗りました。やはり山間をぬっていい感じで走りました。木造駅舎も多いのですが、霧島西口だったか、あるいは他の駅か、正確には覚えていませんが、コンクリート製の駅でも周囲の風景とマッチして実におおらかでのんびりした風景を作り出していました。

 

 吉松着18:09。昨日気になっていた駅弁を買おうと思ったら、立ち売りはおらず、売店(古びた感じでこれもいい佇まいでした)に一個ポツンとおいてあって、それを買いました。ガラガラの18:17発急行「えびの6号」に乗ったあと食べましたが、特に変わったものはありませんでした。でも結構いい味でした。熊本20:36着で、20:40発の「つばめ26号」に乗り換え、22:02博多着。遅い時間の列車でしたが、これも混んでいました。

 

 次は長崎行きの話です。