写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

17 1999年夏の旅行感想(1999年7~8月)

 16回にもわたって大昔の旅行記録を発掘し、ブログ化してみました。こうでもしないと続きません。当時、かなり詳細に書いた記録が残っていたのですが、当時書いたものが元になっているので、読まれた方には「これは何なんだ」と思われた方もいるでしょう。ということでお許しください。読み返すと、当時、既にネットの時代になっていたものの、今と違って郵便局を探すのにずいぶん苦労しています。もっとも、当時から変なこだわりがあったので、こういうヘンテコな旅行をしていたのですが。

 

  165系もなくなり、浦和市は合併してさいたま市になってしまいました。前橋は意外にいいところだ、という印象をもちましたが、やはりあれ以来行っていません。北海道民群馬県に行く、という用事はなかなかできないものです。

 

 ということで、以下の文章もこれまた当時書いた感想をもとにリライトしたものです。現時点から見るとおかしい点もありますが、ネタ切れ対策で、この際載せてしまいます。ご容赦を。

 

 青春18きっぷについて

 青春18きっぷは乗っている列車が0時を過ぎて最初に停車する駅まで有効なのです。ですから14分オーバーでも切符を買わなければいけません。ムーンライト九州の場合は0時を過ぎてから最初に停車する駅が早朝4時の岡山なのでずっと乗っていられるというわけです。久しぶりに18きっぷを使いましたが、改札がはさみからハンコに変わったので、以前は切符売り場で事前に使用日のハンコを押してもらっていたのですが、改札や検札のハンコで済ませるようになったみたいです。あと、今回驚いたのは、普通列車でも必ずと言っていいくらい車内検札をするようになったことです。キセル防止のためでしょうが、以前は山陽本線で検札を受けたことは一度もなかったのに、今回は何度も受けました。昔に比べたら短いですが、山陽線の下関~白市(広島県)なんかも長距離普通の仲間扱いされるようになってきたようです。

 

  (このときは)九州から東京まで普通で行くという暴挙を久しぶりに実行することにしました。大学生のとき、山口から北海道まで5日かけて山陰・信州などを経由して帰ったこともありますが、さすがにそれだけのパワーはもうありませんでした。そういうことで東京からは飛行機にしました。ただ、旅行貯金も兼ねていますから、最低広島、岡山で下車して貯金しなければなりませんでした。そういう条件も勘案すると、博多駅発の一番電車に乗ったほうが都合がいいので、そうすることにしたのです。

 

 山陰本線について

 山陰本線の電化区間は京都~城崎(温泉)と米子~出雲市間(正確には伯耆大山~西出雲)です。電化されたのが遅いので、直流電化です。昭和30年代以降の電化は交流が多かったのですが、その後50年代から直流の良さが見直され、直流電化が中心になりました。京都駅には一・二番線とは別に山陰一番・二番線という頭端式のホームがあります。最近は長距離普通はあまりなく、ローカル列車(レールバスのようなディーゼルカーでした)と旧急行型を利用した快速が中心で、かつての長距離客車普通王国もずいぶん変わりました。