長々書いたタイ旅行記終わりました。毎回読んでくださった方はごく少数でしょうが、本当に読んでくださった方には頭が下がります。ありがとうございました。感想と補足を書き連ねていきます。
公共交通料金について
今年度4カ国回って言えるのは、日本の公共交通運賃が高いと言うことです。というか、他国が公共交通料金を安く抑える政策をとっているのではないでしょうか?タイに関しては、特に国鉄と渡し船が極めて安いという感じです。高架鉄道のBTSは相対的にかなり高いように思いました。
タクシー料金について
タイのタクシーはボッタクリばかりでしたが、本来の料金はかなり安いはずです。もっとも、地元民も交渉で値段を決めるので、ぼったらくられることも結構あるらしいです。ロシア以外ではタクシーに乗りましたが、これまた日本よりも安かったです。日本が高すぎるのでしょうね。日本の場合、メーターを倒さない、というボッタクリタクシーはないと言っていいと思いますが、遠回りされたかな、と思うことはありますね。往復で料金がかなり違った、という経験があります。
タクシートラブルについて
ウォンウィエンヤイ駅まで、地下鉄とBTSという高架鉄道を使っていくことは可能なのですが、かなりの遠回りで時間ロスが予想され、面倒なのでタクシーにしたのです。安全とされる駅前のメータータクシー専用乗り場から乗ったので、まさか行き先を理解してもらえず、結局途中で降りた、という展開になるとは思いも寄りませんでした。まあ、発展途上国というのは先進国のようにはいかないもんです。行き先のわからない運転手がいなくなり、ボッタクリをする運転手がいなくなれば先進国になるのでしょうが、同時に味わいも薄れてしまうでしょう。
値段交渉について
定価でものを買うのが当たり前、というのは先進国の世界なのでしょうね。タイはまだ価格交渉が当たり前、という意味では発展途上国なのでしょう。だましだまされ、です。まあ今回は一度目だったので無知な点が多く、その分損をしたと思います。またいつか行ける機会があれば、もうちょっと現地価格に近い価格で買い物をしたいもんです。
マハーチャイ線・メークロン線について
メークロン線は私鉄を国鉄化したものらしいです。あとで知ったのですが、この線は信号機がないそうです。バンコクの駅はターミナルが3つあるようで、いちばん大きなファランポーン駅横のホテルに泊まりましたが、連日別の駅に行かなくてはなりませんでした。それから、あの線路破断は謎でした。あとでインチキ職員ではないかと思ったくらいですが、嘘をついてもメリットはないので事実だったのでしょう。あとでよく区間運休すると言うことを知りましたが、あのときはまさかでした。
トラック改造の簡易バス(ソンテウ)について
トラック改造の簡易バスは、絶後ではないかもしれませんが空前でした。タイ語のわからない一般観光客はまず乗らないと思います。英語表示もなく、列車を降りて後をついていった人たちが乗ったので、イチかバチかで乗ってみました。ちゃんと目的地に着いたからよかったですが、料金もわからずじまいでした。
メークロンの線路市場について
線路市場は現在のところ観光地になっていますが、市場という存在が衰退したり、事故があったりしたらこの市場禁止されるでしょうね。ですから他のところは差し置いてまず最初に行ったのです。タイではまだまだ市場が元気である、という印象を受けましたが、事故はいつ起きるかわかりません。事故が起きずなあなあで済んでいるうちはいいですが、タイも発展していくでしょうし、いつまで続けられるかですね。
線路市場そのものは大変興味深いところでしたので、事故を起こさず長く存続してもらいたいものです。でももともと無秩序さが面白いところですから、あまりマナーがよくなると興趣がそがれます。その辺の兼ね合いが今のところ絶妙なのでしょう。
線路ゲージと日本の車両について
タイの線路ゲージは1000ミリだということだそうです。DD51を見かけましたが、日本から持って行くとき軌間の調整をするのかはわかりません。6センチだと若干調整しなければいけないような気もしますね。ときどき日本製の車両のお古がタイに輸出されるという話を聞きますが、今回このDD51以外は出くわさなかったようでした。
バイクタクシ-について
バイクの2人乗りのことをタンデムと言うそうですが、初めての経験でした。まあ、街中ですし、思いがけない初体験で、心づもりもしておらず、そのせいで余計恐怖だったのだと思います。ですから実際はそこまで高速ではなかったのかもしれません。少なくとも100キロとか80キロとか、そういうスピードではなかったはずです。怖いので運転手に密着していました。
がっかりオプショナルツアーについて
ツアー選びは難しいですね。2015年の韓国板門店ツアーはちゃんと休戦会議場まで行きましたから、今回の水上マーケットツアーも大丈夫かな、と思っていたのですが。業者の他、ガイドや船頭の善し悪しもあるのかもしれません。
ネットにはいろいろな記事があり、この水上マーケットでも個人で行った例があるようですし、ボッタクリ乗り場とそうでない乗り場がある、とも書いてあります。過去と現在の水上マーケットがどういう状態であったのか、あるいはあるのか、まではわかりませんが、地元民が日常の買い物に使うというのはともかく、タイ人が週末に訪れるような素朴な水上マーケットも存在しているようです。こんどは水上マーケット巡り、今回行ったところのリベンジと別のところと。結構あちこちにあるようです。
本記事で書いたように、輪島や高山の朝市のような状態だろうとは思いますが。今回いろんな国に行ってどの国でも「市場」の類を回りました。ですが普段使いで日本の「市場」に行くことはないです。札幌の二条市場で買い物をしたことはいまだにありませんし。「市場」についてあれこれ思うことがあるのですが、いずれまとめて書こうと思います。