写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

16 ソウルの銀行で両替&旅行社で航空券購入(2000年1月11日)

 さて、旅行記続き。翌朝起きて、まず、タプコル(パゴダ)公園へ行きます。ここは石塔があるのでこういう名があります。3・1運動の起こった地で、独立運動レリーフもあり、反日的老人のたまり場になっているという話もありましたが、冬の朝ゆえか、それらしき人物は全くいませんでした。石塔はつい最近保存のためガラスで囲ったようです。

 

 次に景福宮へ。ここはつい数年前(注、2000年の数年前)旧朝鮮総督府の建物を取り壊したばかりです。以前、取り壊す前に一度行ったのですが、壊してからは初訪問です。ところが定休日。入り口の案内所にいた大学生風の男の子に日本語で聞くと、やはり休みとのこと。仕方ないのであきらめます。

 

 次に、今来た道を戻って旅行社に行きます。その前にお金を用意しておかなくてはいけません。良さそうな銀行はないかな、と思っていましたが、なかなかありません。仕方なく、ハナ銀行という聞き慣れない銀行の小さな支店へ入りました。この銀行はおそらく金融再編で誕生した銀行でしょう。

 

 女子職員に円を差し出すと、この職員は外貨両替に慣れていないらしく、まず上司(代理・代理といっていたので課長代理か支店長代理でしょう)に聞きに行ったものの冷たくあしらわれ、次に先輩女子職員に電話で聞き、結局私はその先輩女子職員の所へ連れて行かれました。ところがまだ今日のレートが定まってないらしく、今度は隣の若い男性職員の前に行かされました。彼が英語で説明しようとするのですが、日本語でない限り英語でも韓国語でもどっちみちよくわかりません。

 

 でも9:45になったらできるという程度はわかったのでしばらく待って9:50頃両替終了。紙袋がなかったのですが、「ふくろ」の意味の韓国語がわかりません。ジェスチャーで示すと「ポントゥ」といって出してくれました。ポントゥとは「封筒」のこと。あ、そういえばいいのか、と思いました。やはり現地での実践は勉強になります。

 

 次に、近くの世一旅行社へ。目立つ建物なのですぐわかりましたが、ソウルの街は横断歩道が少なく、地下道を通らなければいけないので出口を間違え、一苦労でした。エレベーターに乗ったら、目的の階のボタンの電気がつきません。おかしいな、と思いつつ登っていくと、物置みたいな所に着きます。

 

 仕方なく、また下がろうとすると、うまく行かず、戻ってしまいました。で、またあがろうとすると、今度はほかの人が乗ってきました。しかしまた目的の階にいけないので、おかしいな、と思っていたら、どうやらエレベーターによって停まる階が違う、というようなことを教えてくれました。別のエレベーターに乗り換えて、その階に行くと、一階下に行って下さい、とのこと、で、さんざん苦労して旅行社にたどり着きました。

 

 旅行社ではメールで連絡した日本人職員はいませんでしたが、日本語の堪能な職員がいて、メールを印刷した物を見せると、スムーズに発券してくれました。ソウル→東京→札幌の片道29万7000ウォンですから3万円を少し切るくらいです。「札幌便も空いていますが」といいましたが、たくらみがあるので当然それには乗りません。東京までと4万ウォンぐらいしか違いません。一番心配していた問題は無事解決しました。

 

 景福宮は休みだったので、別の王宮に行くことにしました。昌徳宮は昔行ったので、徳寿宮へ行くことにしました。この続きは次回に。