2000年の7月30日に日高本線に乗った記録がありました。またネタ切れを防ぐために載せておきます。古旅行記ですが、読んでやってください。なお、当時千歳市に住んでいました。どうやら日高本線、数年前から休止状態で、このまま廃止になりそうですね。そういう意味では貴重かも。以下は2000年に書いたものです。
遠距離旅行はもう少しお預けになりそうなので、とりあえず土曜日に日高本線に乗ってきました。
朝起きたら9時過ぎ。しかも曇り。9時過ぎてどこかへ行けるか時刻表を見たら快速「優駿浪漫」が目に止まりました。日高線は乗ったこともないし、曇りのイメージがあるので、乗ってもいいかな、という気持ちになり千歳駅へ。土曜日に「一日散歩きっぷ」があるかな、と思いましたが、売っていました。
9:57千歳発。2両連結で1両は宗谷線で使われていたロマンスシートの急行用車両で、こちらに乗りました。苫小牧で10分ほど停車、方向転換し、普通になって日高線に入ります。思いがけず結構な乗車率でした。
室蘭線によりそって走ったあと別れ、鵡川に向かいますが、時間のかかること。鵡川から先は海沿いに走ります。馬もたくさん見えます。しかし競馬用にあんなにたくさんの馬を飼育する必要があるのでしょうか?
曇りの日高の海岸はやはりうら淋しいです。静内は多少大きな街ですが、駅はボロでした。この辺からいったん海と別れます。少しガスがかかってきて、列車はがら空きになってきました。途中、水田地帯があったのが意外です。浦河付近からまた海沿いに走りますが、この辺りでは線路沿いまで昆布干しの作業をしていました。浦河もうら淋しい街です。馬と昆布しかなくて、地震も多そうだし、夏なのに曇りでうすら寒いこんなところで暮らすのはきつそうだなあ、と感じました。浦河まで3時間以上かかっています。苫小牧だってさほど住みやすそうに見えないのに・・・・。
様似の手前で奇岩が見えました。ああいう岩はかえってとんでもないところと言うイメージを催させるものですが、いったん内陸部に入り、終点様似着13:42。帰りの列車まで50分ほどあるので、どうしようかと思いましたが、とりあえず街をうろうろ。でも大したものは何もありません。駅前の一番マシそうな食堂に入って勧められるままにいくら丼1500円也を食べました。味は良かったのですが、量が少なく、やはり郡部の物価は高いな、と感じました。もっとも、エビの頭で出しをとった味噌汁は私の好物なのでまあ満足した方でしょう。
さっきの列車に戻り、14:36発。今度は同じ景色の繰り返しなので眠たくなってきました。結局眠りませんでしたが。たまにやかましい中高生が乗ってきますが、すぐ降りるのでさほど嫌にはなりませんでした。ただ、帰りはだんだん疲れてきました。こういう列車に日常的に乗っていると嫌になるでしょう。
元々の計画では苫小牧で下車して食事や買い物をしようという考えだったのですが、疲れたのでパス。快速になった列車でそのまま千歳まで帰ってきました。18:29着。約4時間乗りっぱなしでした。