写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

06 花輪線で盛岡へ戻る(2000年8月9日)

 弘前からの話です。

 

 8月9日、7時過ぎにホテルを出てバスに乗り、弘前駅へ。7:59発の701系で大館に向かいます。何でこんな辺鄙な地域にロング車を走らせなければいけないのでしょうか?大館着8:41。ここは以前よく駅弁の立ち売りがいたのでいたら買おうと思っていましたが、いませんでした。売店に行くのも面倒なので8:45発の花輪線に乗ります。やっとクロスシートで窓の開く車両に乗れました。キハ52です。これは懐かしい。でも乗るとウトウトして寝てしまいました。

 

 途中十和田南という駅で方向転換し、山岳地帯に入って行きます。この駅はどの列車も数分停車するので数年前まで駅弁販売駅でした。以前テレビで紹介されていましたが、時代が変わって駅弁がほとんど売れなくなり、ワゴンの売れ残りの駅弁を見るのが辛くて売るのをやめた、とおばあさんが言っていたのが印象的で、惜しいなあ、と思いました。10年ぐらい前の「隠れた駅弁ベスト10」に入っていたのですが。

 

 そうは言っても売っていないものは仕方がない。夏季だけの限定販売でもあればいいのに、と思いましたが、そう考えているうちに山岳地帯へ。結構深い谷などもあるのですが、並行して高速道路が走っています。肥薩線もそうでしたが、ローカル線と並行する高速道路を見ると鉄道の時代は終わったのかなあ、なんて感じもします。でも岩手県内にはいると次第に客も増え、盛岡に着く頃にはかなりの乗車率でした。盛岡着11:30。そのあとは次回に。