写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

19 釜山デパートめぐりのあとに…(2001年1月7日)

   さて、1月7日の話。帰る予定の日です。旅館をでて釜山見物と買い物をして、昼の船で帰る予定でした。とりあえず釜山タワーにでも登ろうと思いました。ここは竜頭山公園という丘の上に建っているのですが雨と強風です。やっとの事で入り口にいって登りました。客はほとんどいません。風が強くてビュービューいっています。ここで気が付くべきでした。

 

   降りると土産物売場。絵はがきを買うつもりでした。ここの店員は私がちょっと視線をそらすと「しっかり見てください」なんていう人で困りましたが、とりあえず予定通り絵はがきを買います。次に何か他のおみやげでも・・・と思いました。以前この近くに美花堂百貨店というのがあって、山の中腹からビルの上に入れるので面白かった覚えがあるのですが、聞いた話ではソウル資本のデパートの進出で営業不振になり、つぶれたか移転したかしたらしく、閉まっていました。

 

  山を下りて参鶏湯を食べます。韓国に行ったら是非食べたいものですが、雨風がひどいので適当な店に入ったら、日本人観光客目当ての和食と韓国料理をごちゃ混ぜにした小汚い店でした。参鶏湯をはじめ食べたときは感動しましたが、なんか食べる度に感動が薄くなっていきます。まあいいですけど。

 

 実は釜山の旧市街には美花堂以外あまりまともな百貨店がありません。かつての美花堂だってチャチでした。そこで地下鉄で副都心の方に行きます。まず、この前釜山駅の案内所で教えてもらったまま行かなかった現代百貨店に行きます。凡一洞というところです。地下鉄の中でおじさんが子供向きの名産絵入りの韓国地図や歴史上の人物の一覧のセットを売っていました。2000ウォンといっていたので買いたかったのですが、案外売れていて、私のところに来る前に下車駅になってしまいました。残念。

 

   現代百貨店では食器セットでも買おうと思いました。家庭用品売場に行くと電気製品が中心で一昔前の日本のデパートのようです。ところが韓国式食器セット、なんと16万ウォン。現代百貨店は高級店として知られていますが、いくら何でも高すぎ。ということで退散しました。仕方ないので地下鉄で一駅先の西面というところに行きます。今度は地元資本で庶民的らしい太花百貨店というところにしました。まず高麗人参9800ウォン也を購入。今でも時々飲んでいます。

 

     包装を待っている間、ふと目をやると韓国式食器がありました。今度は3000ウォン。2桁違います。で、若くて感じの良い男の店員が寄ってきたのでセットで購入。日本人がこの店に来るのは珍しいのか、「サービス」といって少し負けてくれましたが、あれ、負けてくれたのかな。なんだかその辺よくわかりません。

 

    今度は釜山最大のロッテ百貨店へ。地下の食品売場はさすがに充実していて太花の比ではありません。ここでは韓国式のお菓子を買いました。日本と違ってあまり種類はないようです。かえって「こんにゃく畑」とかの日本の健康食品とか、広島風お好み焼きだとかがあったのが面白かったです。韓国のお菓子なんか口に合わないかな、と思いつつ買ったのですが、帰ってから食べると案外おいしかったです。

 

    昼御飯を食べようと思って上に上がると食堂街は改装中でした。残念。もう時間がないので本屋には行けません。急いで戻り、手続きぎりぎりの時間に港に行きました。波が荒そうなので念のため酔い止めドリンク(1000ウォン)を買って行きます。ところが欠航。愕然としました。ここからが大変ですが、それは次回に。