今後しばらくは旅行記をお休みし、身辺雑記中心の記事を書いていこうと思います。
旅行記の合間に雑記を掲載するので、少し古い話になってしまうのですが、 今春、田舎町から都会に引っ越ししました。そのとき、町の電気屋さんに不要な家電を引き取ってもらいました。
年末の紅白歌合戦以来見ていないブラウン管テレビ。壊れたビデオとステレオ。かなり以前、放送大学を見るため設置してもらった衛星放送設備もありましたが、単位を取得して放置したまま、数年前パラボラアンテナが落ちてしまいました。事故にならなくてよかったです。そのとき、自分で配線を切っておき、そのままだったのですが、引っ越しにあたってあらためて配線と金具をとり外してもらいました。
私はケチなのと古いものが好きなので、電気製品をダラダラ使い続けていましたが、さすがに28年使った洗濯機と33年使った電気ごたつは処分しました。電気製品をダラダラ使っているのは危険な気もしましたので。適宜買い換えた方がいいのでしょうね。
実は洗濯機はまだ動いているので持って行くかどうか相談しました。ですが取り外してみるとすこし水漏れしており、捨てることにしました。就職したとき、紹介されて「そうご電器」という当時北海道にあった電気チェーン店で買ったサンヨーの洗濯機でした。耐用年数は7~8年とのこと。よく28年間も動いてくれたものです。昔のmade in JAPANは本当に品質がよかったのですね。電気屋さんは今の中国製なら5年ぐらいで壊れることもある、といっていました。
もうサンヨーも「そうご電器」もありません。ということで洗濯機は買い直すことにしました。19年前、田舎町に転勤し、この電気屋さんに家電製品を設置してもらったとき、「3年になるか5年になるか…」とぼやいたのを覚えていますが、まさか19年になるとは。このおじさんももうおじいさんです。
ということでテレビと洗濯機は買い換えです。
実は25年ぶりに昔住んでいた街に戻ることになったのですが、そこには、もう「そうご電器」はありません。
新しい町に戻って来て困ったのは「町の電気屋さん」が絶滅していたことです。諸事情で新居は25年前住んでいた家のたった7軒隣です。
25年前は今の家と25年前の家の中間に電気屋があり、最初いろいろ設置してもらいました。そのとき家電製品を据え付けてくれた電気屋さんはマンションになっていました。大家さんをしているのでしょうか?とにかく電気屋さんがなくなっていたので、今回は大型電気店で買ったものの、あっさりとした対応で、やはり町の電気屋さんがあった方がいいなあ、と思いました。故障しても気軽に頼めますし。
田舎町で大型電気店がなかったこともあり、これまではコンピューター関係以外のいわゆる「白物家電」は高くても町の電気屋さんから買っていました。
まあ、据え付けや修理が頼みやすい、というメリットぐらいで、品数は少ないし、カタログ販売のような形になっていました。田舎町ならともかく、都市部で小型の電気屋が生き残っていくのはかなり難しいのでしょうが、ちょっと寂しい気がしないでもありませんでした。