旅行記を連載していたので、これもちょっと前の話になります。
5月の末、こちらは在宅勤務が続き、ボチボチ店が開き始めた頃、ちょうどいいやと思い、年休をとって、まだ住所変更手続きが済んでいなかったところの手続きをしてきました。6月になると思うように動けなくなりますので。
ただ、今年は年休取りすぎです。在宅勤務を除いてももう半分以上取っています。
朝非常に鬱状態で、寝起きが悪く、気が乗りませんでしたが、10時頃からようやく確認の電話をかけ始め、11時に出発、とりあえず役所で住民票を取ります。マイナンバーが必要なところがあるので、マイナンバー入りのものを頼みます。マイナンバーに抵抗感があり、あまり愉快ではなかったのですが、仕方ありません。
それから、まだ住所変更の手続きをしていないところに行ってきました。銀行は今は郵送では住所変更を受け付けないそうです。ネットか来店で、ということになりました。
しかし、ネットの手続きはややこしくてうまくいきません。低IT能力なのと、こんな個人情報を打ち込んで大丈夫なのか、という疑心暗鬼があり、あきらめました。
1つめの某都銀にあらかじめ電話をかけたところ、ネットか来店で、といわれました。その後電車に乗って、支店に行ったところ、入口の係員に「アプリはやっていないのですか?」といわれましたが、「していない」というと、窓口に通されました。住民票を見せて手続き。印鑑も必要でした。
次の某都銀は、電話が通じませんでした。混雑しているとかで。そこで直接行ったら、入口の係員に「「テレビ窓口」でやってください」といわれ、そちらに案内されました。キャッシュカードを入れて住所変更を画面でやればこちらは住民票もいらないそうです。この2行はネットでの変更を試したのですが、うまくいきませんでした。
次の某地銀は、住民票も何もいらず、一般的な届出書を書いてハンコを押しておしまい。まあこれが従来型の感覚では、常識的な対応です。ここにはあらかじめ電話しませんでした。
なお、「メインバンク」となっている某地銀は、引っ越し前に手続きしたのですが、やはり一般的な届出書でした。地銀は昔ながらの方法をとっているのかもしれません。
もうひとつ、某証券会社がありますが、こちらは窓口での受け付けはしていないらしいです。そこで、電話をかけたら、郵送OKで、証明書類が2つ必要、といわれました。住民票はありますが、新住所を記載されたもうひとつの書類が思い浮かびません。ちょっと困って証拠書類として通用しそうなものの手続きもしなければならないのか、と思います。
何がいいだろう、としばし考えましたが、某証明書類が利用可とのことで、これの住所変更手続きをして郵送しました。
いちばん困ったのがカード会社で、ネットを見ても住所変更の仕方がよくわからず、電話をかけてもつながりません。ということでこの日は手続きできずじまいでした。やむを得ず知人に送るため印刷した引っ越し通知のはがきに「電話が通じませんでした」と記載して送ったところ、しばらくして留守番電話に「手続きしましたのでこれ以上の届けはいりません」という連絡が入っていました。
各銀行を回った後、帰りに眼鏡屋でメガネの曇り止めを買いました。マスクをすると曇るので。そのとき、この眼鏡屋からもときどき案内が来るので住所変更した方がいいのかな、と思いましたが、そのままにしておきました。
他にもいろいろ「会員」になっていたりするところもあるので、それぞれ住所変更する必要があるのかなあ、と思いましたが、多分相当な数に上るでしょう。そういう会員カード類に記載されているものまで考えると、一体私はいくつの「会員」であり、「住所登録」をしているのか、把握できていません。
その後、某生命保険会社にも連絡したら、電話で住所をいうだけでOKでした。これはそんなのでいいのか、と思ってしまいました。
それにしても手続きの仕方がまちまちです。銀行・証券・保険・カードと業種が違うとはいえ、こんなに対応がまちまちでいいのか、と思ってしまいました。
韓国なんかはもう何でもアプリで、ということになっているそうで、給付金もアプリで即日、ということだそうです。
日本は郵送の方が早かったり、ネットの手続きが厄介だったりします。まあ私のようなネット苦手人間がいたり、旧来のやり方が一度完成しているので、紙ベースでやろうとする人が多いということなので効率化が進まないのでしょうね。
この国は中高年にも強制的にスマホを持たせて、何でもアプリでやらないと物事が完了しない、という風にしないと置いてけぼりになるのかもしれません。まあ手続きしやすいように改良することが前提ですし、各社ごとに対応が違うというのも改善してもらいたいものです。