先日来、私は子供の頃にあちこち転校したので、地域の違いが気になって仕方がなかった、ということについて記事を書いてきました。
皆さんは「だるまさんがころんだ」という遊びをご存じでしょうか?細かいルールは忘れましたが、後ろを向いて、かけ声をかけているときだけ動いていい、という遊びだったと思います。私はこのような遊びに積極的に参加する方ではなかったのですが、それでも何回か遊んだ覚えがあります。
ルールは確かほとんど同じだったはずですが、同じ遊び、ルールなのに、かけ声が各地で異なり、金沢では「兵隊さんがとおる」で、岡山では「インド人の黒んぼ」で、山口では「だるまさんがころんだ」なのです。大人になってから住んだ大阪や北海道では、この遊びに参加することも見かけることもなく、かけ声の違いを確認することはありませんでした。
「勝ってうれしい花いちもんめ」「負けてくやしい花いちもんめ」「しろざとまとめて花いちもんめ」「くろざとまとめて花いちもんめ」「タンス長持ちどなたが欲しい」「あの子が欲しい 」「あの子じゃわからん」(これに「この子が欲しい」「この子じゃわからん」が続く場合もありました)「 相談しましょ 」「そうしましょ」という歌詞だったはず。途中歌詞を省略することもあったように思います。
ところが今になってネットで調べて見ると、これも地域性があるようですね。ネットでは、私が聞いたことのない歌詞が紹介されていますし、「しろざと」「くろざと」という歌詞は、ネットで調べても出てきませんでした。「ふるさとまとめて…」という歌詞は載っていましたが。
もしかしたら「しろざと」云々の歌詞と、「タンス長持ち」の歌詞が地域ごとに違っていたのかもしれません。残念ながら、どの地域が「しろざと」で、どの地域が「タンス長持ち」だったのかまでは記憶がありません。
ただ、この遊びはさほど地域性がないなあ、という印象を持っていたことは確かです。
皆さんのところでは、どのようなかけ声、歌詞だったでしょうか?
(2020年7月24日追記)
今日偶然、「だるまさんがころんだ」をやっているのを見かけました。北海道も山口と同じ「だるまさんがころんだ」なのですね。