写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

03 求められすぎ

 5月までの在宅勤務期間中、改めて思ったのは、自分がいかに家事をおろそかにしていたか、ということ。いつもは仕事で心身ともに疲労困憊し、家では、ぐったり、「気晴らし」をいいわけにパソコンをいじり、寝るだけ。最低限のことしかしていませんでした。在宅勤務であれば、仕事の合間にちょっと掃除をしたり、ゴミを捨てたり、洗濯物を取り込んだり、ということができます。むしろそれが気分転換になりました。

 

 仕事も家事もこれぐらいがちょうどいいのでは、普段はとてもやりきれないことをやっているのでは、と思いました。

 

 ですが6月も過ぎ、7月になって仕事中心にならざるを得ません。転居してまだ数か月ですから、なんとか家事も…、と思うのですが、なかなか難しいものです。

 

 今、我々は、仕事でも成果を求められ、男女ともに家事もやれ、地域にも貢献しろ、さらに余暇も充実させろ、社会や政治にも関心を持て、世界にも目を向けろ、環境問題にも配慮しろ、さまざまなことを求められています。健康にも留意し、運動やりましょう、ITにもついていかなければ…生涯学習を!。

 

 私は仕事もアップアップ、生産性も低いです。生産性を上げたら仕事時間は短くなるかもしれませんが、余計疲れるでしょう。結婚もしていませんので少子化の原因をつくっています。若いときは心身ともに、とてもじゃないけど恋愛する余裕がありませんでした。

 

 結婚して子育てしている人はよくやっているなあ、自分の時間がないんだろうな、と思います。みんなやっていることですが、私には結婚して仕事も子育てもバリバリやっている人がスーパーマンに見えます。

 

 今の世の中、それぞれの立場で提言されていること、一つ一つはごもっともなのでしょうが、とてもついて行けません。それが多くの人に不全感をもたらしている一つの大きな原因なのではないでしょうか?