写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

04 「アップダウンクイズ」に出た話<その1>

  この記事を書くかどうかかなり迷いました。書いてみようか、と思ったきっかけは、読者の「さえわたる」さんです。ブログに、ときどき昔のテレビ番組紹介記事を掲載されるのですが、半年ぐらい前だったか、このアップダウンクイズの紹介記事を掲載されていました。

 

saewataru.hatenablog.com

 

 そのとき思わず「実は私、この番組に出たことがあります」と書いてしまったのです。その時のやりとりで、「いずれこのことを書いてみたいと思います」と書いてしまったように思います。その後「さえわたる」さんはコメント欄をなくしたので、その時のやりとりは残っていないのですが、ネタ切れ防止もあり、いずれ一度このことを書いてみようかな、と考えるようになりました。

 

 ですが小っ恥ずかしいですね。今なら絶対応募しないでしょう。ということで、この記事、書くかどうかすごく迷っていました。というのは、やはり子供の頃の妙な自慢話になってしまいそうで。今はボンクラですから自慢話など何もありません。恥多い人生になってしまいました。まあ、ちょうど40周年、しかも夏の話、ということで、これを機会に記録を残しておくことにします。もう大昔なので、記憶違いがあるかも知れませんが。では、前説はこのぐらいにして本編を始めます。 

 

 昔、TBS系(毎日放送)で日曜夜7時から「アップダウンクイズ」という番組がありました。ずいぶんな長寿番組だったようです。私はクイズ番組のようなものが好きで、裏番組のロボットアニメなどには興味がありませんでしたから、この番組をよく見ていたと思います。大阪の毎日放送の制作だったので、よく見るようになったのはテレビ局系列のいわゆる「腸捻転解消」で、この番組がTBS系になってからだと思います。幼稚園頃は見た覚えはありません。

 

 この番組、6人の出場者がゴンドラに乗って、一問正解するたびにゴンドラが上がり、10問正解でハワイに行ける、という番組でした。だいたいは大人の一般視聴者が登場するのですが、たまには芸能人大会、夏休みなどには子供大会が行われていたようです。

 

 土曜日の「クイズダービー」と同じく、ロート製薬の提供だったのですが、7時になると、最初だけ日本航空のCMが流れていた記憶があります。それがなんとなく格調高い雰囲気を醸し出していました。そのあと、「ロートロートロート…」の歌でおなじみだったオープニング。司会は小池清氏。「10問あててハワイに行きましょう」というセリフで始まっていました。

 

 それはさておき、40年前の1980年の夏にうちの母親が私がクイズ好きだと言うことでこの番組の小学生大会に応募してしまったのです。

 

 多分夏休みが始まる少し前だったのだろうと思うのですが、ある日曜日に、当時山口県在住でしたから、山口県予選山口市のどこかの公共施設の大会議場のようなところに机が並べられ、そこに多分100人かそれ以上の子供がいたと思います。

 

 筆記試験で、30問か50問か忘れましたが、問題を解いた覚えがあります。まあこれだけいるのならダメだろう、と思っていたのですが、しばらくして、電話がかかり、トップだったとのこと。びっくりしたと思いますが、今度は中四国予選がありますから来てください、という連絡でした。

 

 ということで2週間ぐらいたって、今度は新幹線で父親に連れられて岡山に行きました。多分山陽放送の小会議室のようなところで、新幹線代をもらって、中四国地区の各放送局の予選でトップだったのであろう、5人ぐらいの子供と一緒にまた筆記試験を解きました。

 

 それからしばらくしてまた連絡が来て、中四国地区でいちばんだったのでテレビに出てください、ということになり、仰天してしまいました。

 

 私は恥ずかしがり屋だったのですが、夏休みに嫌いな町内のソフトボールの練習をしなくて済むのではないか、と思い、結局乗ってしまったわけです。