写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

06 夏の食卓~鮎の塩焼きと魚そうめん・湯葉に三つ葉のお吸い物など

   ウナギの話を先日書きました。シラスウナギ漁が今年は好調との記事を見かけましたので、来年・再来年あたりは期待できるかも知れませんね。

 

 さて、ウナギを食べなくなって、夏に何を食べているかというと、です。私は大の鮎好きなのです。魚の中では一番好きかもしれません。本当は蓼酢というもので食べるとおいしいのですが、こちら北海道で売っているのを見かけることがありません。

 

 酢醤油をかけて骨ごと食べます。大体、私は骨好きで、堅いのは食べられませんが、鮎の骨は柔らかく、食べることができます。余談ですが鮭の骨を柔らかく煮たものも好きです。私は好きなものを飽きるまで毎日食べてしまう性癖があるので、何日も連続して鮎ばかり食べたこともありました。

 

 でも鮎って、このへんのスーパーではあまり売っていないのです。以前いた田舎町のスーパでは数年前までたまに売っていたのですが、その後見かけなくなり、札幌で買って保冷剤を入れて持って帰っていました。もちろん養殖物です。

 

 都会に引っ越してきて、鮎ぐらいはあるだろう、と思っていたのですが、意外なことに、近隣のスーパーは大型店なのに鮎を見かけません。仕方ないので札幌駅地下の「エスタ」まで出かけて地下の鮮魚売り場で買います。これでは以前いた田舎町と同じです。

 

 だいたい冷や奴を添えて食べます。豆腐もこだわりがあり、特定のメーカーの値段の高いもの、といっても150円ほどのパックですが、これを買います。以前は某製品一択だったのですが、こちらでは他のメーカーのものでもおいしい豆腐があります。もちろん絹ごし。不思議なことに、いろいろ試してみたのですが、高級な豆腐でもあまりおいしくない、と感じるものもあります。「にがり」のせいか、別の理由か、今のところ理由をつかめていません。

 

 これにきゅうりを切って塩・ごま油・醤油をかけたものか、三つ葉の酢の物も添えます。

 

 三つ葉で思い出しましたが、子供のとき、金沢で法事があって、なぜか精進料理ではなく、湯葉「魚そうめん」といって、ふかし(かまぼことはんぺんの中間みたいな魚肉練り製品で、紅白のものがある金沢の練り物です)を細長く麺状にしたものを入れて、三つ葉を浮かした澄まし汁を飲んだことがあります。子供のくせにこれがむやみに気に入って再現できないものか、と思っています。

 

 あの魚そうめんを探しているのですが、北海道では勿論、金沢のスーパーでもなかなかありません。市場の専門店にでも行かないと手に入らないみたいです。ネットで検索すると、どうもあれは、もともと京都のもののようです。

 

 それでも、あのお吸い物をもう一回飲みたい、と思って自分で作ります。湯葉はデパートにありますので、魚そうめんの代替品として小さい色つきのナルトを入れて作っています。北海道で魚そうめんが手に入るところないですかね?

 

 夏の食卓といえばもうひとつ、なすの塩漬けです。昔金沢の祖母がよくつくっていて、これまた子供のくせにこれが大好物でした。

 

 北海道に来てから、小なすを売っていたのをみかけて、昔食べたのを再現しようと思って小型の漬け物器を買って、漬けてみたことがあります。でも、同じ小なすでも金沢のものと品種が違うのか、漬け方が下手なのか、皮がとても固くなってしまい、だめでした。何かいい方法ご存じでしたら教えて下さい。仕方ないのでスーパーで買うのですが、いまひとつです。店で売っているなす漬けでは満足できないのです。