写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

18  新聞を取ろうか迷っています

 私は長年、朝日新聞を取っていました。実家は読売新聞だったのですが、小学生の時、遠足で朝日新聞を見学に行って以来、朝日びいきになっていたところに、一人暮らしを始めた当初、最初に朝日の勧誘員が来たので朝日を取るようになって、それ以来、ずっと朝日新聞でした。

 

 以前はどちらかと言えば「右寄り」だった私ですが、長年読んでいると朝日の論調に染められたのか、以前よりは左寄りになった気がします。ただ、そうは言っても内容によっては左翼的な論調に辟易しますし、これはいかがなものか、と思う記事も散見されます。バランスをとるためには何年かごとに購読紙をかえたほうがいいのかなあ、と思いつつ、変えるのが苦手な私ですから、今春まで朝日一筋でした。

 

 そうこうしているうちに、ネット時代となりました。ネットで一通りのニュースを見ることができます。また、寄る年波で老眼が進み、新聞を読むのがきつい、と思うことが出てきました。新聞より先にテレビを見なくなり、番組表としての新聞の役割も薄れてきました。また、田舎で勤めをしていると、廃品回収に出すのが難しく、半年に一回新聞紙をまとめてゴミに出していましたが、それが重く、一苦労でした。

 

 今春、田舎から都市部に転勤となり、出費が増大。何か節約しなくては、と思い、もうネット時代なのだから、と思い、紙の新聞の購読をやめようか、と思い至りました。

 

 都市部なのでコンビニや駅の売店がたくさんあり、必要なときはここで買えばいい、と思ったのですが、やはり新聞がないとなんとなく寂しく思います。また、ネット記事では偏ってしまう気もしました。それに、新聞社に金を払って健全なマスメディアとして頑張って欲しい、という思いもあります。

 

 ということで、朝に駅の売店かコンビニで新聞を買う習慣がつきました。そして結局、連日朝日新聞を買っています。

 

 田舎では朝日の夕刊がなく、夕刊を読む、という習慣がなくなっていたのですが、せっかくだから夕刊は違う新聞で、と思い、週に1~2回、読売新聞を買うようにしていました。

 

 ところが秋になって、駅の売店が改装でセブンイレブンになる、ということになり休業しました。先日コンビニとして再開したのですが、コンビニでは読売の夕刊を売っておらず、読売の夕刊を読むことはできなくなりました。

 

 ただ、夕刊という代物、内容がスカスカです。読売に興味のある連載記事が載っていたので買っていましたが、たまに朝日や他の新聞の夕刊を買っても、正直、あまり読むところがありません。夕刊はそのうちなくなってしまうのでは、と思います。

 

 駅売店が休業した際、結局、連日朝日新聞を買っているのだから、これを機会に購読しようか、と思ったのですが、決断力のない私、どうも踏ん切りがつきません。近所のコンビニで相変わらず買っています。節約のつもりが、かえって割高なので、さっさと購読すればいいのですが、一度やめようと思ったのに、と思うと、どうも電話をかける気にならないのです。

 

  「紙の新聞はオワコン」と言われている昨今、変化の苦手な私が、ここでとってしまうとズルズルと死ぬまで紙の新聞を取ってしまう気がします。ひとり者なので、新聞がたまっていたら孤独死のサイン、ということで新聞を取るよう推奨する記事を見たことがありますが、孤独死のサインのために新聞を取るわけにもいきますまい。

 

  時代は変わった、携帯も買ったし、新聞社に適切な代価を払いたいのなら、電子版を申し込めばいいのでしょうが、やはり紙に愛着があるんですかね。そういうところ、割り切れないですし、電子版を取るとやはり節約にはなりません。紙の新聞を毎日買っている時点で節約になっていないのですが。

 

 ということで新聞を取ろうか、まだ迷っている日々です。