写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

07  東本願寺・妙心寺・仁和寺・竜安寺・金閣寺(2002年8月8日)

 奈良行きのあと、一日岡山で休んで8月8日出発で北海道に戻ります。青春18きっぷは使い切ってしまいましたので、もう一回買おうか迷ったのですが、結局岡山から北海道の地元までの通しの切符を買い、新幹線で出発。岡山7:45発のひかり146号京都8:56着。車内でまた寝ていました。眠り病です。地元に戻るとはいっても、せっかくですから京都でお寺めぐりをします。

 

 さてどこに行こうか、東寺あたりはどうかな、と、荷物をコインロッカーに入れてバス停を探しましたが、裏口なのでよくわかりません。結局表口に出直して、近そうな東本願寺へ。ここは子供のとき以来2回目。地図だと近そうなのですが、実は案外遠いのです。9時半近くになってしまいました。東本願寺は明治建築なので歴史的価値はないとされますが、それでも本堂(御影堂というらしい)の立派なこと。太い柱など、なかなかです。ここはタダですので評価が甘いです。お賽銭をあげておきました。

 

 次は西本願寺、といきたいところですが、早くも疲れ、ちょうどバスが来たのでそれに衝動的に乗ってしまいました。

 

 とりあえず来たバスに適当に乗って行き当たりばったりに行くのもいいか、なんて思っていましたが、このバス、有名寺院のないところを行く路線だったので困りました。北西部に向かうのはわかりましたが、いいお寺がなかなかありません。途中、妙心寺という寺の前に行くことがわかったのでそこで降りることにしました。あまりメジャーでないですが、祖父の法事のときに臨済宗妙心寺派の寺でやったので、どんなところかいな、と見てみようと思ったわけです。

 

 ところが本堂拝観は休みとのこと。ついていません。まあそれでも中に入ってみると大きな寺でしたが、この寺、土壁石畳の通路に沿っていくつもの「○○院」という寺に分けられています。その中のいくつかは拝観できるようになっているようでしたが、どこが有名なのかもわからないし、結局どこも見ないで通り抜け、またもとの道をたどって戻り、退散。

 

 今度は少し歩いて仁和寺へ行くことにしました。ここは真言宗。皇室ゆかりの寺で、終戦のとき、ここで近衛文麿らが秘密会談を行って、天皇がここに出家して法皇になるというプランもあったということを何かの本で読んだことがあります。ここも初めて。

 

 まず脇の「御殿」を見ます。白書院とか黒書院とか。でもこれは明治建築だそうです。そのあと、金堂へ。これは御所の建物を移築したそうですが、これはまた「あ、そう」、という感じです。脇で時代劇か何かのロケをやっているようでしたがチラッと見ただけ。建物よりも帰り道、正面二王門に向かって歩くと、広々としてなかなか壮観でした。

 

 次は竜安寺が近そうなのでそこへ。道を反対に歩きかけて方向違いに気づき、疲れましたがとにかく歩いていきました。

 

 ここも初めてです。入り口を見つけ、庭をてくてく歩き、庫裏にあがって有名な石庭鑑賞。思ったより小さいかな、とか思いましたけど、別に禅の無の境地に達しているわけでもなく、しばらく座って眺めていたものの、特別の感慨はありませんでした。

 

 疲れたので次の金閣寺まではバスで行きます。といってもしばらく来ないので待っていると、韓国人の女学生がハングル版日本ガイドをもってやってきました。バスが来て、金閣寺へ。ここは団体旅行などで行く機会が多いので4回目。でもまあ一人で行くのは初めてなので一応行ってみます。結構混んでいました。ここは金閣以外別にどうってことないし、さっさと一巡りすませて切り上げます。

 

 ここで12時ごろでした。ここまでで切り上げて残りは次回に。