写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

08  大徳寺・二条城・西本願寺(2002年8月8日)

 京都お寺めぐり続きです。

 

 次にまたバスに乗って、途中で降り、大徳寺にいきました。ここは初めてです。案外小さい入り口でで見落としそうになりました。ここも妙心寺と同じく、土壁石畳の通路の両側に何とか院という小さな寺(塔頭というらしい)がいくつも並んでいる、という構造です。どうも臨済宗の本山クラスの寺というのはこういう小さな町のような構造になっているようです。ですが院ごとに拝観料を取るのでお金がかかります。全部見ても仕方ないので、入り口に一番近い龍源院枯山水庭園の代表とされる大仙院だけ見ることにしました。龍源院は特にどうということなく、やはり石庭があったという程度です。大仙院では市内観光バスの一団が坊さんに説明を受けていました。庭はこじんまりとした感じでした。

 

 次にまたバスに乗って今度は二条城へ。暑いのと足が痛いというのみの印象です。ここは2回目。大体団体旅行では二の丸御殿しか見ませんが、今回は欲張って本丸や天守閣あとの方まで行ってみました。歩いていると汽笛が。どうも梅小路機関区から聞こえてくるようです。そういえば京都というと、とかく寺ばかりに目が行ってあそこにいったことがないのです。次回はぜひ行こうと思いました。

 

 その次にまたバスで今度こその西本願寺。ここは2回目。但し1回目は幼稚園か小学校低学年のときです。ここもタダです。本願寺は太っ腹ですね。暑いのに若い坊さんが立ってパンフレットを配っていました。但しここも唐招提寺と同じく修理中。やはり7年後だかに完成だそうです。ここも主要建物は明治建築です。

 

 行く前になんとなく修理の様子を映したテレビ番組を見たのですが、今は材木がなくて相当苦労しているようですし、伝統技術の継承も大変なようです。曲がった桧の大木を探して高知の山奥に分け入ってやっと一本だけ見つけるというのをやっていました。普通はまっすぐ育てるので曲がったのが必要になってもなかなかないらしいです。テレビを見たときは東西どちらの本願寺の修理かはっきりせず東本願寺の修理かと思っていましたが、どうも西本願寺のようでした。観光的にはあまり重んじられない両本願寺ですが、ああいうテレビ番組を見てから行くと案外感慨深いものです。

 

 西の方はわずかながら桃山建築の遺構があります。書院は予約制なので今回は見られません。飛雲閣もダメ。工事中の狭い通路を通って唐門だけ見てきました。日光東照宮のような細かい彫刻がついています。京都には他にも御所とか桂離宮とか予約制のところがありますので、今度行くときは片っ端から予約しようか、とも思います。