写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

11  老後のすみかを考える<その2>

 昨日は北海道内であれこれ「老後のすみか」を考えましたが、やはり老後は南の方かなあ、と思います。ということで話を広げます。
 
 福岡市には以前実家があったこともあり、合計すれば一ヶ月ほど滞在していますが、そのときの印象では、住みやすそうな町です。ただ、大都市なので買うにしても借りるにしても住居費がかかるでしょうね。札幌とくらべてどうなのでしょう?あと、福岡は水不足になりやすいらしいですね。100万人以上の人口をまかなう水がない町なのだ、と聞いたことがあります。そのため福岡のトイレは節水式が多いそうです。今でも水源には苦労しているのでしょうか?
 
 では、その周辺はどうか?福岡市内なら地価が高そうなのでマンションになりそうですが、前述の水不足のとき大丈夫なのか、それと、札幌では除雪の手間や水道凍結のことを考えるとマンション一択ですが、西日本ならそのような心配がないので一軒家でもいいな、と思います。本州に住んでいた高校の頃までは庭いじりが好きだったので、小さな庭のついた家がいいかも、と思ったりもします。
 
 あれこれ条件を考えると、その条件に合致しそうなのが福岡県久留米市、あるいはその周辺の都市です。何の縁のゆかりもありませんが、100万都市近郊で人口20~30万程度の町。これぐらいないと昨今の状況では徒歩で用事を済ますことができる旧市街が残っていません。福岡に電車一本でいける、しかもJRと私鉄がある。気候温順、しかも福岡市と違って水不足の心配が少ない。一軒家に住んで園芸を楽しめそう。町に降りたことも見たこともないですが、全く表面的な条件を総合すると、この町が浮かび上がってくるのです。まあ人情はわかりませんし、行ってみると何かと不都合はあるかも知れません。
 
 あと条件的にいいのは、滋賀県草津市とか彦根市長浜市あたり。大阪・京都にも名古屋にも行きやすいし、よくわかりませんが住居費は大都市部より安いでしょう。この辺は以前「住みよい町ランキング」に入っていたように思います。
 
  私は結構いろいろな町を見ている方だと思いますが、大都市では仙台と名古屋に縁が薄く、語れません。ただ、仙台はいいかも、と思ったことがあります。長年暮らした北海道にも比較的近くて行きやすく、雪も少ないようです。ですが東日本大震災を経験してから、地震が多そうで難しいかな、と思うようになりました。
 
  また、やはり縁やゆかりというのは関係しますね。東北は全く縁がなく、私にとっては福岡や滋賀県以上に住むのにちょっとためらってしまうところがあります。
 
 災害が少ないという点では岡山がいいかも、と思ったことがあります。以前東日本大震災のあとに、日本でいちばん災害が少ないのはどこだろう、と思って調べたことがあるのですが、岡山は過去100年近く、これ、といった災害がなかったのです。町並みも平坦ですし、晴れの日が多くて雪も少なく、それでいて大きな川があるので水不足にもなりません。坂道のない町とか、雪が降らない町、というのはそれはそれで風情に乏しいのですが、住むだけならいいところでしょう。
 
 ですが数年前、水害がありましたね。倉敷の郊外でしたが。やはり日本中、災害の可能性のないところなんてないのでしょう。地震がないとは断言できません。
 
 災害とか天候という観点で考えると、西ヨーロッパ・フランスのパリなどはがやはり世界の中心で、これと言った大きな災害も起こらず、天候も安定していて、やはり文明文化の中心となるところは住みよいのだろうな、と思いますが、さすがに話が大きくなりすぎです。また妄想の世界になるのでやめておきましょう。
 
 あれこれ妄想も含めて考えるのですが、結局、しっくり来る老後のすみかはやはり大都市中心部のマンション暮らしかなあ、という気もするのです。そんなのんきなこと言ってられない老後かも知れませんけどね。
 
 結局、机上遊戯的な話になってしまいました。とはいっても、もうそう遠くない先の話なので、真面目に考えなくては、と思います。
 
 一方で、今度いつか、世界で住んでみたいところ、なんて妄想話を書くかも知れません。そのときは呆れてやってください。