写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

12  道南の年末年始の風物詩は「ブドウ液」?

   北海道に住むようになって長くなりましたが、一人暮らしを貫いていますので、生粋の北海道民の生活習慣というものが今ひとつわかりません。ときどきスーパーで「これは何?」というものを見つけて不思議に思うだけです。

 

 以前は道南地区の田舎町在住だったのですが、不思議だったのは年末に「この時期、道南の風物詩!」というpopとともに、「ブドウ液」なるものが一升瓶に入って売られていたことです。おそらくブドウジュースの類なのでしょうが、ひとり者がそんなものを買っても持て余すだけですし、何だろう、と思うだけで買うことはありませんでした。

 

 そうは言っても気になるので、以前にネットで検索をかけたことがあるのですが、そのときは、これ、という説明がされているサイトを見つけることができませんでした。クリスマスならともかく、正月にこんなものを飲む風習は奇異に感じますし、でも北海道ってこういうところに無頓着だからなあ、とも思います。

 

 ところが今回改めて検索したところ、説明がされているサイトがありました。どうも子供が酒を飲む代わりに飲むものだそうで、果汁100%ではないそうです。

 

 それから、私は大晦日には年越しそばを作って食べるだけですが、以前何かで北海道民は大晦日からおせち料理を食べる」ということを知りました。本当にそうなのか、確かめるために美容師のお姉さんに聞いたことがあるのですが、やはり大晦日から食べる、ということでした。 

 

 道南地区では「クジラ汁」を作って食べる風習があるそうで、年末のスーパーにクジラが出回ります。これは作ってみようかな、と思ったことがあるのですが、結局つくらずじまいに終わりました。

 

 今年は道央地区に転勤をしたので、年末年始にスーパーで売っているものも多少違っているでしょう。もっとも、道南地区出身の人もいるでしょうから、クジラも売っているかも知れません。もし売っていたら、今年こそつくってみてもいいかもしれませんね。

 

 道央地区のスーパーには「ブドウ液」はあるのか、近所のスーパーを見た限りでは見つけることができませんでした。やはり函館周辺の風習のようですが、もう少し探してみたいと思います。