写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

04  韓国短期留学2日目午後~COEXと地下鉄2号線遠回り(2003年1月6日)

 1時頃1日目の講座が終わり、後半担当の日本人の先生と雑談しながら地下鉄駅まで行きます。午後からどうするんですか、ということなので、中心部のデパートに行く、といったら、そこまで行かなくても地下鉄の次の駅のところに新しく出来たデパートがある、とのことでした。歩いてもいけるとのことで歩いていきます。

 

 10分ほどで着きました。現代百貨店です。平日の昼間なのにセール期間中のせいか大混雑。一通り見た後併設の地下街に出ます。COEXとかいう最近できた一大ショッピングタウンで、今までの薄暗い韓国地下街と違って明るくきれいで日本の地下街のようでした。きれいな食堂街もあって便利。ただでかすぎてどこをどう歩いているんだかさっぱりわかりません。おおきな本屋を見つけてそこに入ったり、シネコンプレックスもあったり、とにかく何でもあってすごいです。

 

 かなり迷いましたが結局トンカツ屋に入りました。韓国ではトンカツは日本料理扱いです。ロスカス(ロースカツ)5000ウォン。定食です。あげ色が薄いのでどうかと思いましたが、味は○。

 

 今度は郵便を出しに行きます。以前メール交換をしていた人がいて、最近音信不通だったのですが、よさそうな人だったので会いたいと思っていたのです。ところがメールを送っても戻ってきて、仕方ないのでソウルに来てから職場(そこの住所がわかっていたので)に速達で手紙を送ることにしたのです。

 

 突っ立っていた若い男性係員に韓国語で「郵便局どこですか?」と聞くと「韓国語がうまい」とかいって案内してくれます。どうも正確な位置を知らないらしく、一緒にエスカレーターに乗ってそこで別の係員に聞いて案内してくれました。極めて感じのよい、親切な係員でした。以後もそうなのですがどうも片言の韓国語で話すと対応が違うような気がします。

 

 カードを取って待ち、順番が来たので「ソクタル(速達)、エクスプレス・メール」といって手紙を差し出します。ところが妙に手間取ります。韓国で滞在する場所を書けとか、バーコードを貼り付けたり、いろいろあって、領収書が出て、2850ウォン。妙に高いし、どうやら書留と間違えているんじゃないかな、と思って領収書を見ると「トゥンキウッピョン」と書いてあります。「トゥンキ」は「登記」でしょうから、やはり書留にされてしまったか、というわけです。

 

 地下鉄(学校のあるところが「宣陵」でCOEXモールのあるところが「三成」駅です。)にのって帰ることにしましたが、時間があるので逆回りで帰ることにしました。この地下鉄2号線は環状線なのです。で、三成駅から宣陵駅まで逆回りをします。車内放送を聴いてみようというわけですが、聞き取りが出来ません。駅はほとんど進行方向右側にあるのですが、放送が「左」に聞こえてしまいます。ところが、その後流れる英語放送では全部「right」に聞こえてしまうのです。車内の会話もさっぱりわかりませんし、これは道が遠いなあ、と思ってしまいます。地下鉄にはやたら募金が来ます。ですが以前名物だった物売りは来ませんでした。

 

 駅から歩いてホテルに戻ります。途中のパン屋でパンを買いました。韓国のパンなんかまずいかな、と思いつつ、お腹が減っていたもので。でもすきっ腹のせいか、案外いけます。夜は昨日の店でサムゲタン(参鶏湯)を注文。韓国で必ず食べるもので、鶏一匹にもち米や朝鮮人参を詰め込んで煮たもの。味は○。この前食べた釜山の店よりかなりおいしいです。この店は何を食べてもだいたい○のようです。ただパンを食べた後に食べたので量が多く感じました。

 

 そのあとコンビニ「京郷新聞」と「メウンセウカン(辛いかっぱえびせん)」を買いました。なぜか新聞にテレビ欄がありませんでした。韓国の新聞は2分冊か3分冊になっているので入れ忘れたか私が取り忘れたかでしょう。辛いかっぱえびせんはいけます。何で日本でも売らないのか不思議なくらいです。

 

 夜、別のメル友氏から電話が来ました。ですが彼は「日本語忘れた」とかいってほとんど韓国語で話すので一苦労でした。まあ何とか明日会うことになったのですが、大丈夫か不安です。

 

 月曜なので日本でもよく見ている、おなじみの「歌謡舞台」という番組を見て寝ますがあまり眠れません。この日だったか、深夜NHKで「プロジェクトX」の再放送をやっていて、造船の話だったのですが、外国で見ると今の日本は大丈夫なのかなあ、という気がしてきます。造船はだいぶ前に韓国に抜かれましたし。