2月の後半、昨年5月に掲載してから、ずっと忘れ去られていた「韓国歌謡のたずね歌」という記事に思いがけずコメントがつきました。記事内容は、昔の韓国の歌には日本の歌に酷似しているものがある、2つほど気になる歌があるが題名がわからないので教えて欲しい、というものでした。
このブログを訪れる方は鉄道や旅行に興味のある方が多く、韓国歌謡などに興味を持つ方はほとんどいらっしゃらないだろう、と思っていたのですが、どういう経緯かわからないながらもこの記事の存在を知り、回答を寄せてくださる方がいらっしゃいました。「tsuhyunmomo」さんという方です。本当にありがとうございました。「待てば海路の日和あり」ということわざがありますが、こうやってブログに書いておけば、放置しておいても、いつか回答が得られるものなのですね。感慨深いです。
さて、このとき取り上げた2曲のうち、回答がもらえたのは田原俊彦の「原宿キッス」に似ている歌の方です。私の記憶では80年代中頃の歌だったように思いますが、韓国の歌の方は1983年の曲だったらしい。「原宿キッス」が日本でヒットしたのは1982年のことと記憶していますから、1年後になるのでしょうか。
「사랑은 이 다음에」(愛はこの次に)という題名だということです。似ていると思いますか?出だしと最後の部分はとても似ていると思いますが、どうでしょう?今思えば、隣国なのに、なんでこんなことが通用したのか、不思議に思います。それだけ韓国に日本人が無関心だったのでしょうか?
1980年代当時の韓国歌謡のヒットチャートは、チープだけど味わい深い韓国オリジナルの名曲があるかと思えば、この歌どこかで聞いた気がする、という、日本の歌に似ている歌もあるし、愛国歌謡なんてものがヒットチャートの1位になる、などという、実に興味深いものだったのですが、日本ではほとんど全く知られていませんでした。
この歌を歌っていたのは以前に紹介した愛国歌謡「栄光の太極旗~乾坤坎離青紅白」と同じ「ヒョンスク」という歌手です。
ということで、「tsuhyunmomo」さんには他の酷似曲を教えてもらいましたので、私もパクリになりますが、パクリ記事をこれから数曲分書いていきます。「tsuhyunmomo」さん、すみません。そして改めてありがとうございました。
「tsuhyunmomo」さんも、もうひとつの「たずね歌」であるチェリッシュの「白いギター」そっくりの歌はご存じないとのことでしたので、こちらも回答を気長に待っています。