写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

09  日本は災害列島<その2>

 昨日は2011年の際に調べたことをもとに加筆して、災害の動向をまとめてみたものを載せました。あのとき、「岡山日本一安全説」を周囲に主張していたのですが、これは過去の例から帰納的に導かれたものでした。結局2018年に豪雨被害が出て、覆されてしまったわけです。ですから素人の私があれこれ書いても、あんまり科学的ではないのです。雪害や台風・干害に関しては、この説はある程度主張できますが、特に地震はいつどこで起こるか、わかりませんからね。
 
 あれからさらに調べると、ここ数十年で大きな干害が4回起こっているのですが、干害で人が死んだ、というのはなかったですね。1964年の「東京大渇水は理科年表にのっていませんでした。人災的側面があるのでしょう。
 
 次に、地域別に見ていくと、北海道では札幌は比較的安全です。2018年の地震で一部被災して、地盤の悪いところはダメでしょうが、それでも道内で釧路などに比べるとだいぶよいようです。「北海道」というくくり方では結構災害はあるのですが、道東や道南が多く、札幌周辺(まあ石狩川大水害というのはあったと思いますが)中心部は割合安全。豪雪も沖縄の台風と一緒で、案外大丈夫なようです。あと、稚内など道北もこれ、といった災害がありません。
 
 東北は多いですね。関東関東大震災をはじめ、そこそこあります。新潟は地震・水害・豪雪とさまざまな災害があって、けっこう危ないです。ただ、岩手や長野にもいえますが「割合広いからあちこちで起きているものを県単位で集計すると多くなってしまう」という理由もありそうです。
 
 北陸は豪雪。長野は内陸型災害が多い。山梨は前述のように案外ありません。新潟や岩手の反対で、小規模だからと思われます。
 
 東海はこれも結構危ない。名古屋は伊勢湾台風がありましたし。
 
 近畿は奈良・滋賀のように東部が比較的安全。ただ、地震の可能性はありそうです。京都府は北部でなんやかんやありますが、京都市はさすがに比較的安全です。大阪神戸は地震や水害の大被害あり。
 
 次に中国地方。岡山は比較的大災害が少ないのですが、それでは広島は、と思うかもしれません。広島は時々台風が来ます。厳島神社が壊れたことがありましたね。もっと前の戦争直後に大きな台風被害があったようです。広島直撃の台風はあるのですが、岡山直撃があまりない、という印象があります。
 
 四国に目を転じると、香川は安全なようですが、瀬戸内海の島が結構被害に遭っているので、時々名前が出るのと、干害がありますね。愛媛も干害。
 
 九州では、福岡は水害と干害両方あります。結構水に苦労させられる都市のようです。長崎も水害。鹿児島は噴火と水害です。熊本も地震も水害もありましたね。そして意外に沖縄の災害が少ない、という結果でした。戦争のイメージがあるので、人が死んでいるところ、という印象がありますが、案外天災が少ない、というか、小被害でとどまるところなのかも知れません。
 
   過去の災害を眺めて印象をまとめただけですから、これから先、どこでどんな被害が起こるかわかりません。一生に一回は避難所に逃げる、ということを覚悟しておくのが日本人の心得なのかの知れませんね。そうは言っても緊急事態に弱い私、いざとなると慌てふためくと思います。