私は人の顔を覚えるのが苦手で、人まちがいをよくやらかします。子供の時と大人になってからと、2回ほど自分の母親を間違えたり、迎えに来ているのに気づかず通り過ぎてしまったり、ということがありました。まあその話はいつかネタ切れ対策で書くとして、今日のテーマは韓国人の名前がとにかくわかりづらい、ということです。
私は顔は覚えていませんが、日本人の場合、名前は覚えられます。顔は覚えていないので、久しぶりに対面して誰かわからず、どうしたものか、と困ってしまうことがしばしばあるのですが、名前を聞くとだいたい思い出します。私は文字情報を覚えるのが得意で、顔の認知が悪いのだ、と思っていました。
ところが韓国人の場合、名前の区別がつかないのです。日本人の名前がだいたい4文字の場合が多いのに対し、韓国人はまず3文字が圧倒的。1文字分だけ情報量が少ないわけです。
さらに韓国の場合、姓が「金・李・朴」で40%だそうです。「ソウルの南山から石を投げると金・李・朴のどれかに当たる」ということわざ(?)があるそうですが、あながち間違いではないと思います。
しかも韓国で現在漢字をほとんど使用していないので、ハングルで氏名が表示されます。漢字であれば同音異字があり、漢字表記では区別できる名前もハングルでは区別できません。
私はよく韓国台湾の天気予報を見るのですが、台湾のお天気お姉さんの名前は漢字なのですぐ覚えられるのですが、韓国のお姉さんの名前はハングル表記なのでなかなか覚えられません。
それはともかく、3文字のハングル表記、という事情で、韓国では学校のクラスに普通に同姓同名がいると聞いたことがあります。公的には「住民登録番号」というものがあり、これで区別しているようですが、日常生活のなかでどうやって区別しているのか、不思議に思います。
さらに韓国人の名前をカタカナ表記にした場合、ハングルでは区別できる「종」・「천」・「존」・「촌」・「청」・「전」などが、すべて「チョン」と表記されてしまい、ますます訳がわかりません。一部「ジョン」とも表記できますが、それでも区別しにくいものです。
ところで、昔の日本では「朴正熙」とかいて「ぼくせいき」、「金大中」とかいて「きんだいちゅう」と読んでいましたが、80年代初頭に韓国音でよんで欲しい、という運動があり、当時の全斗煥大統領の訪日に合わせて韓国音でよむようになった、と記憶しています。
その後、韓国の芸能人が日本でも知れるようになるにつれて、政治家は漢字で、芸能人はカタカナ表記で、というのが定着していったように思います。カタカナ表記が最初に定着した韓国人は歌手の「チョー・ヨンピル」であったように記憶しています。彼は日本で売り出した初期の段階では「趙容弼」と書かれることもありましたが、その後カタカナ表記が定着し、いまのKーPOPスターは全員カタカナ表記ですね。
私には誰が誰だかさっぱり区別がつきませんが、若いK-POPファンの子達はちゃんと名前の区別がついているのでしょうか?
また、韓国の方々は、日常生活で不便を感じていないのでしょうか?
この零細ブログで、若いK-POPファンや、日本語がわかる韓国人に質問をするのは全く意味のない行為なのかも知れませんが、それでも書いておきます。
気長にお答えを待っていますので、よろしくお願いします。