先日、というか、もうずっと以前から調子が悪かったのですが、ラジオが壊れました。
ソニーのICF-SW77という高級機です。今からもう27年前になると思いますが、1994年に買いました。
BCLについては以前書いたことがあるのですが、1992・93年頃に木造アパートに住んでいたせいか、短波放送がよく入っていました。ところが94年に今の家の7軒隣にある鉄骨造りのアパートに移りました。そのとき、札幌地下街オーロラタウンにあったソニーショップで買ったものです。短波ラジオとしては最高級機の類で、当時6万円か7万円しました。かなりの思い切った買い物だったのですが、よく買う気になったものだと思います。
ところこのラジオ、アンテナが細く、すぐ何かの拍子で折れてしまいました。買ってすぐ修理に出した覚えがあります。以後、外付けの外部アンテナを接続していました。
それまで短波放送を聞いていたラジオはダイヤル式で、チューニングが難しかったのですが、プリセットが出来るので、ずいぶん便利だと思ったものです。
ところが家を転居し、有線放送が付いている鉄筋マンションに入り、海外ラジオを有線で聴けるようになったり、また、田舎に転居するころには、もうネット時代になっており、海外放送はネットで聞くようになり、ここ10数年は、普通のAM放送を聞くときに使うだけになっていました。
田舎暮らしの終わり頃、数年前から音量の調節が出来なくなり、今の都市部のマンションに引っ越してしばらくしたころに、雑音がひどくなって聞くに堪えなくなりました。
今は「ラジコ」があるので、当面はそれで代用していますが、朝の出勤前の時計代わりに聞いていることが多く、「ラジコ」はAM放送とは1~2分のずれがありますから、ちょっと不便だな、新しいラジオを買おうか、と思っています。
でも例によって優柔不断な私のこと。短波も聞けるラジオにしようか、それとも安物の地元AM・FM局が聞ける程度のものにしようか、思案中です。
そして壊れたラジオ、27年間の相棒ですし、高級機ですから捨てるには忍びないです。古いラジオでもアナログ機であれば修理してくれるところがあるようですが、このラジオを直してくれるところがなかなかないようです。
断捨離できない人なので、またガラクタのまま、持ち続けるのかなあ、と思います。困ったもんですね。