写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

39  定食屋とトロピカルフレンチ

 このところ、近所にベトナム料理店ができたことをきっかけに、世界の料理食べ歩きをしています。凝り性なもので、勝手にシリーズ化してしまうのです。ただ、今回の前半は普通の定食屋訪問記です。

 

 先日の昼間、家の目の前にありながら今まで行ったことがなかった定食屋に行きました。私がここへ引っ越してからできた店です。

 

 行ってみると、全体的に値段が安いです。とんかつ定食650円と、これも安かったので注文しました。出てくると、これは値段相応で、小鉢も付かず、キャベツにはマヨネーズもドレッシングもありません。仕方なくとんかつと同じソースをかけるだけ。漬物とご飯、あとは鰹節の佃煮とおぼしきもの、汁物は麩の入ったすまし汁でした。もともと札幌の中心部にあった店らしいですが、こちらに来て定食中心になったようです。弁当と比較に思いが行ってしまいました。不味くはなかったのですが。

 

 その日の夜はこれまた近所の「トロピカルフレンチ」へ。フランス領のインド洋にあるレユニオン島の人がやっているようです。全国的にも珍しいのでは、と思います。フランス系とおぼしき人がやっています。ここは多分3回目の訪問だと思います。「トロピカルフレンチ」とのことですが、どうもクレオール料理の類です。ただ、クレオールというと通常フランスとアメリカの融合ですが、この場合はフランスとインド・アフリカの融合という感じのようです。創作料理に近いのかも。

 

 チキンの料理を頼みました。黄色いご飯に豆が載っていて、あとはほうれん草とチキンを炒めたものがついています。こちらは990円。エビや豚肉だと1000円超えて割高。以前から思っていたのですが量も多くはなく、味もこれまた不味くはないのですが、むちゃくちゃおいしいというわけでもありません。

 

 待っているとき、フランス系らしき店員にレユニオン島の唐辛子をつけますか?」といわれたのですが、+150円します。ですから「なし」にしました。1000円超えは心理的に大きなハードルです。ですが食べている途中で「サービス」といって、その唐辛子を持ってきました。「辛いから気をつけて」と言われたので少しにしましたが、これを入れると非常においしくなるのです。私は激辛好きなので、全然OKでした。

 

 どうも唐辛子を入れるのを前提に作っている感じです。これなら唐辛子付きの方が断然よく、今まで微妙、と思っていた味の方も合格点をつけられます。ただ、サービスならともかく、150円プラスは高いかな、と思います。初めから1050円ぐらいで辛子付きにして出せば迷わなくていいのに、と思いました。毎回サービスで出してくれるのがいちばんいいですが、遠いインド洋の島から持ってきているのでコストがかかるのでしょうかね?でも次に行くときは高くても唐辛子付きにしようと思います。

 

 これでこの2週間のうちに中華料理・ベトナム料理・ネパールカレー・トロピカルフレンチ(レユニオン料理?)を制覇しました。この4軒は現地人が作っています。あと現地人が作っている食堂がこの近辺にあるのかなあ、と思います。