写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

41  魯肉飯とソーキそば

 世界の料理食べ歩きシリーズをしているのですが、早くもネタ切れ。札幌圏ではあとめぼしいところと言えば、タイ料理とロシア料理ぐらいですが、これは以前に訪問した際の話を載せたことがあります。

 

 実は先日、札幌の中心街に台湾料理ができたいうことがわかり、冷麺を食べた日の夜、行ってみたのですが、夜8時でオーダーストップ。テイクアウトならできるというので、魯肉飯弁当を買って食べてみました。肉の甘煮の乗ったご飯ですね。少し待っただけですぐ出てました。

 

 台湾では煮卵が載っているのですが、この店のものはただのゆで卵でした。ここだけが少し残念。台湾風のスパイスが入ってるようで、これはこれでおいしかったのですが、テイクアウトでは気分が出ません。まあ、台湾ではテイクアウトが一般的で、注文するときも「内用」か「外帯」が聞かれると語学講座の本に載っていたので、「外帯」したのだ、と思うことにしますが、でもやはり気分が出ません。いつか出直します。

 

 ということでその翌日、「世界の料理」ではありませんが、沖縄そばを食べさせる店があるということがわかり、そこへ行ってきました。沖縄は外国ではありませんが、独特の文化があるので、世界の料理の仲間に無理矢理入れてしまおうと思います。

 

 とは言っても見つけた店は郊外で、バスに乗っていくことになります。夏の暑い日に、熱いそばを食べるのはどうか、とも思ったのですが、まあ沖縄気分だからいいか、とも思います。バスは5分遅れで到着。駅によって遠回りします。目的近くのバス停で降りて、目の前にありました。

 

 先客一組。おばさんがひとりでやっているようです。「ソーキそば」を注文。値段が1050円で高いです。沖縄ではこんなに高くないでしょうが、ここは北海道、沖縄気分を出すために食べに来ているのでやむを得ません。

 

 しばらくしてからやってきました。うどんとラーメンの中間のような沖縄そばです。汁はやさしい味で、おいしいです。最初は普通に食べて、途中で横に置いてあった「島唐がらし」をかけてみます。ちょっと辛酸っぱくなって味が変わります。まあ沖縄というところは日本ですから、日本人好みの味です。「ソーキ」つまり豚の骨付き肉の煮込みが載っているのが珍しいですが、これもおいしいです。

 

 近頃は沖縄そばもスーパーで売っていることがありますが、冷麺同様、付いているスープではなかなか満足いく水準の味が出ません。この店の沖縄そばは合格でした。まあ、最近「まずい店」に出会うことの方がめずらしいことですが。

 

 帰りバス停によったらバスがしばらくありません。少し歩くことにしましたが交差点で行きの会社とは違う会社のバスが信号待ちをしていました。少し先にバス停があり、横断歩道を渡って待っていると交差点を曲がってバスがやってきて停車しました。ということでバスに乗って帰ってきました

 

 この店は沖縄そば専門店なのかと思っていたのですが、ゴーヤチャンプルー定食もありました。一通りの沖縄料理が食べられるようです。台湾料理店もそうですが、今度は別のものを食べてみたいと思います。