写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

44  子供の名前

    しばらく前のことですが、知人に子供ができたという連絡が来ました。おめでとうございました。と私にしては珍しく素直にお祝いしました。偏屈な私に連絡してくれたのですから、有り難いことです。

 

 その際、子供の名前の話になりました。近頃の子供の名前はキラキラネームばかりで、ふりがななしで名前を読むことが困難です。読めないし、男女の区別もわかりません。近頃の風潮から意図的に「ジェンダーレスネーム」をつけるケースもあるそうですが、多くの場合は、そうではないでしょう。

 

 ということで「妙な名前はつけないようにしましょう」と返信しておきました。名前は普通の名前がいいと思います。読めるような名前であっても、老人になったとき「未来」ではいかがなものか、と思ったりしていました。生まれたばかりの時の感覚で「未来がいっぱい」と思ってしまうのでしょうね。

 

 また、具体的には差し控えますが、縁起の悪い字を使って、おやおやという名前を見かけることもあります。

 

 結局その知人の子供は女の子だったのですが、ひらがなの名前にしたそうです。聞いた時は無難で悪くないなと思いました。ただ、中国人に紹介するときだけは困りますね。当て字にするとか。中学生の時に「ゆかり」という子に「漢字がないと中国人と会ったとき困る」といって勝手に「湯香里」と書いたら嫌がられたことを思い出しました。

 

 「ゆかり」で思い出しましたが、名前もはやり廃りがあるもので、私が生まれた年頃というのは伊東ゆかりが人気があったので、「ゆかり」という名前があったのでしょう。「満里奈」とか、「里緒奈」なんて名前を見かけると、そういうタレントがいたなあ、ということを思い出します。

 

 まあ、他人様の名前などにあれこれケチをつけるのはよくないことでしょうが、もう少し平易な名前が増えた方がよいのではないか、昨日の話にもつながりますが、子供の名前は単なる親の愛情表現ではなく、他人から見た読みやすさ、というのも必要なのではないかと思います。