写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

60  炊飯器の買い換え<その3>

 炊飯器の買い換えの話を引っ張ります。こんなにこだわるのであればもっと吟味して買えばよかったと思います。炊飯器というのは、毎日のように使っているわけですが、おそらく10年以上使うことになるでしょう。

 

 まあ気に入らなければ、すぐ買い換えてもいいし、実際、前回は母親が勝手に買ってきた安物が気にくわなかったのですぐ自分で町の電気屋に行って買い換えたのでした。

 

 そういう場合はすぐ踏ん切りが付くのですが、今回は自分で選んでそれなりのお金を出したので、すぐ買い換えというわけにも行きません。展示品だったせいか、ちょっとフタの様子が変な気もしますが、普通に炊けますので、故障というわけでもありません。

 

 いちばん微妙なのが、今までの炊飯器より炊き上がりが硬い気がするのですね。前のものの方が1万円しなかったのにもっとふっくら炊き上がっていたように思います。一方、保温状態にして数日置いておいた場合はこちらの方が状態がいいような気がします。メーカーによって一長一短があるのか、個体によっても違うという話も聞いたことがありますが、どうなのでしょうね?

 

 私は新しい物に抵抗を示す人間なので、慣れるまでに苦労するのでしょうか?

 

 炊飯器を実際に比較するためには、炊き上がったご飯を食べ比べて決めればいちばんいいのでしょうが、そんなことはできないでしょう。昔はやっていたと聞いたこともありますが。実演販売でもやればいいのでしょうけどね。全機種食べ比べ、というわけにも行かないでしょうし。

 

 それで思い出したのですが、金沢でよく食べていた「芝寿し」という持ち帰り寿司のチェーン店があり、ここの「笹寿し」が大好物だったのですが、ここはもともと電気店で、東芝の炊飯器の実演販売をして余ったご飯の有効利用として寿司屋を始めた、と聞いたことがあります。高度成長期のエピソードでしょうから、大量販売のための戦略で、今はしないでしょうね。

 

 とりあえず、当面この炊飯器を使い続けることになるでしょうから、うまく工夫してもっと柔らかく炊けないかなあ、とか、米の銘柄を変えてみたらどうかなあ、とか思っています。でも、しばらくたっても慣れない、気に入らないようであれば、早期に買い換えするかも知れません。

 

   数日使った結果、やはり炊き上がりはやや硬いが、甘みはよく出ているし、しばらく置いた後はこちらの方がもっちりしておいしい。そして後味がよいように思います。前の炊飯器と炊き方が違うので戸惑いましたが、これはこれでおいしいのだ、と思えるようになりました。また、保温の性能がよいようで、数日おいた後のご飯でもおいしく食べられます。ということで、炊きたての状態は前の方がややいいように思いますが、しばらく置いた後のご飯は今の炊飯器の方がかなりよい、という感じです。

 

 まあ、慣れていけばいいのかも知れませんが、買い換えのときいつも思うのですが、今まで使っていた物が気に入っていた場合の買い換え、というのは難しいものだ、とつくづく感じてしまいます。こういう性格なので買い物が苦手になるのですね。