写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

06  特急ニセコ号で長万部へ<その2>~長万部と札幌でチキンカレー

 9月23日に「特急ニセコ号」に乗りました。今回は長万部に着いてから帰るまでまでの話です。

 

 長万部につきました。ギリギリ雨は降っていないようです。チキンカリーを食べようと思っている「グラス」は11:30営業開始でしょうから、それまで数分待って行きます。この店、気まぐれに休むので、確認しようかと思ったのですが、思い立ったのが前日なので、確認せずに行きました。幸い、営業していました。

 

 ということで名物のチキンカリーを注文。私はこのカレーが好きで、わざわざこれを食べに行ったようなものです。そこそこの混み具合。しばらく待っていたら出てきました。ご飯の上に細かく裂いたチキンがたくさん入っているねっとり系の辛いカレーです。800円也。

 

 最初ちょっと塩辛く感じ、「こんなのだったっけ?」と思いましたが、食べ進んでいくうちに美味しくなりました。これを食べに来たようなものですから、よかったです。「また機会があったらどうぞ」といわれて戻りました。戻るときには雨が降り始めてきました。ギリギリ助かりました。

 

 とは言っても、雨模様ですから、あと1時間以上することがありません。雨が止み気味になったところでちょっと外で出てきましたが、これ、といったものがない町です。また雨が降ってきたので駅舎に戻り、一時間ぐらい本を読んで過ごしました。

 

 帰りは長万部13:18発の山線回り普通。室蘭線に乗りたかったのですが、次の普通が15:29ということで、さすがにそこまで待つのは馬鹿らしく、乗りません。H100形です。

 

 改札が始まり、一番乗りでホームへ向かい、ドアが開くのを待っていたのですが、開かないのです。後ろに並んでいた女子高生がボタンを押して開けます。H100形には乗り慣れていないので失敗。きまりが悪かったです。

 

 H100形はトイレのスペースがやたらに大きく、一体何のつもりでこれだけのスペースをとったのか不思議です。車椅子使用を考慮したバリアフリーのつもりらしいですが、さりとて車内に車椅子スペースらしきところもありません。まさか車椅子の人をトイレに閉じ込めておくのでもないでしょうし、理解に苦しみます。

 

 そもそも、ローカル線のほとんどの駅舎がバリアフリーではなく、駅員もいないのに、なんでこんな設計にしたのでしょうか?こうして文句を書いているのは、そのトイレスペースのせいで座席数がやたら少ないのです。クロスシート部分の椅子は18人分しかありません。ロングシート部分を合わせても30人前後でしょう。

 

 とにかく進行方向左側の席を取ります。1両編成ですから結構混んでいました。混んでいる、といっても子供が2席を占領して寝転がっているので立席がでている、という具合。ちょっと親の配慮がありません。

 

 帰りは眠たくなってしまい、ウトウト寝ていました。この列車は倶知安止まりで、14:58着。次の列車は15:18発です。今度もH100形で2両連結でしたが、進行方向左側はゲットできず、右側になってしまいました。行きと同じ向きです。

 

 小樽16:28着。ちょっと駅を覗いてきましたが、キオスクがセブンイレブンになっていました。駅弁は横の物産店に置いてありましたが、海鮮系の高い駅弁ばかりで、私の好きな「復活昭和の幕の内」は売っていませんでした。終売になっていないか、心配です。

 

 16:33のエアポートでどうしようか迷いましたが、札幌まで行きました。ここで英語の本を買いました。これは別の機会に報告するかも知れません。

 

 そのあと、地下街の「おの」という店で、やはりチキンカレーを食べました。こちらは長万部の「グラス」と違ってさらさら系、薄いブラウン色といった感じのルーで、チキンの塊が中にいくつか入っている、というカレー。さらさら系ですがコクがあり、連続チキンカレーでも味の違いを楽しめました。グラスのねっとり系カレーとは同じ名前でもずいぶん違う印象の料理です。

 

 札幌発18:34の電車で18:50着。という具合でした。