以前から2030年の冬季オリンピックを札幌に招致するという話があって、先日の衆議院選挙の時も自民党は札幌オリンピック招致のポスターを貼っていました。これで選挙にプラスになるのか、と思っていましたが、どうやら本気で札幌招致をするらしいです。東京オリンピックの迷走で懲りなかったのかと思います。
もちろん私は反対派です。賛成する人は何を思って賛成するのでしょうか？不思議でなりません。どこからこんな話が起こってくるのか、本気なのか？と思ってしまいます。建設需要をあてこんでいるのか、お祭りイベント好きなのか？
費用を削減してやるという計画だそうですが、どうせ開催が決まったら膨れ上がるのでしょうし、1972年に札幌で一度やっているのだからもう一度やらなくてもいい、と思います。確かにあのときは、札幌に地下鉄や地下街ができて町が近代化したのでしたが、今更これ以上札幌の町を近代化する必要があるのか、と思いますし、これからは建設よりもいかに維持管理をしていくか、が問われる時代、新しいものをこれ以上つくるのは避けた方がいいように思います。
何よりも、大規模イベント開催によって何かと市民や道民がかり出されることも迷惑です。今更日本の国威発揚でもないでしょうし、そんなものは発展途上国から先進国へさしかかろうとする国がやればいいことです。
来年には北京冬季オリンピックが開かれますが、中国は人権問題を抱えていて、「外交ボイコット」が行われる様子です。札幌がどうこうという以前に、もうオリンピックそのものが必要なのか、と思いますし、やるとしても夏はギリシャ、冬はスイスあたりに恒久的な競技場を作って毎回そこでやるようにすればいいように思います。
今後市民などに意向調査をするそうですが、「参考にする」程度だそうです。反対が多くても招致をする気なのですかね？
