写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

14  1984年の韓国「歌詞大賞」

 またyoutubeを見て、韓国語もよくわからないのに韓国歌謡の話を書くのですが、今回は1984年の「歌詞大賞」について書きます。こんな賞番組があったのですね。作詞者が対象になるので、作詞家が紹介されます。

 

 1曲目「それは人生」という歌は知っていました。当時そこそこヒットしたのではないでしょうか?ただ、歌っていたチェ・ヘヨンという人はよく知りません。2曲目は知らない歌でした。3曲目はどこかで聞いたような、聞いたことがないような、というところです。

 

 4曲目は以前このブログでも取り上げたヒョンスクの「栄光の太極旗=乾坤坎離青紅白」です。

 

 5曲目はインスニ「美しい我が国」という歌を歌います。これも愛国歌謡ですね。この歌を作ったのは「独島は我が土地」を作ったパク・インホ(パク・ムニョン)という人なのですね。以前、韓国語の勉強のために子供向けの韓国の偉人伝を買ったことがあるのですが、著者がこの人でした。

 

 インスニ、といえば、「ガチョウの夢」の印象が強いのですが、80年代はこんな歌を歌っていたのですね。この歌自体は聞いたことがあったのですが、インスニが歌っていたとは知りませんでした。

 

 次に出てきたのがロックグループの「ソンゴルメ」ですが、「我が土地」という歌を歌います。ロック調でこんな愛国歌謡を歌っているのが興味深いです。ソンゴルメもこんな歌を歌っていたのだなあ、と思います。次の歌も「無窮花」韓国の国花を歌った歌ですから、これも愛国歌謡の一種でしょう。このあたりは愛国歌謡を並べているようですね。

 

 その次にはチョン・スラが出てきます。「草の露」という歌のようですが、この歌は知りませんでした。その次の歌は「大切な人」という歌ですが、この歌も覚えがありません。その次の歌も知らないです。

 

 次に出てきたのはメガネのキム・スチョル、「金」姓の歌手は区別がつかないことが多いのですが、この人は知っていました。歌は聴いたことがあったようななかったような。この頃から出てきたのでしょうか?次がチョン・ヨンノク、その次の歌は知らない歌です。

 

 その次がユン・スイル「美しい」、この歌は以前このブログで記事にしたくらい好きな歌なので、もちろんよく知っています。

 

 次の「世界は友達」という歌は聞いたことがあります。この歌はキム・ソンヒという歌手自身が作詞したのですね。ちゃんと「東京」とか「日本語」と歌詞に入れてくれていますね。日本もお友達扱いです。その次の歌は知りませんでした。その次がパンミ

 

   その次に「小さな唇」という歌をひげの人がひとりで歌っているのですが、「ソンゴルメ」と紹介されています。メンバーがソロで歌っていたのでしょうか?とにかく、事情がよくわかりませんので、ご存じの方は教えてください。

 

 次の歌は名曲、イ・ソニ「Jに」ですね。これは大ヒットしたのでよく覚えています。ただ、VTR出演のようです。最後の曲も覚えがありません。

 

 候補曲の紹介が終わったあと、昨年の大賞受賞曲「青い日」という歌が紹介されますが、この歌は覚えがありません。ずいぶん朗々と歌ってい`て、歌謡曲というより歌曲のような感じです。

 

 銅賞が`キル・ウンジョンの「大切な人」という歌、銀賞が「美しい我が国」、金賞が「Jに」、大賞(最初金賞のテロップが出てしまいます)がチョンスラの「草の露」です。

 

 やはり全斗煥政権時代だけあって、愛国歌謡(健全歌謡)が目立ちます。「愛国歌謡」と書きましたが、当時、カセットテープの最後には「健全歌謡」が入っていました。私はどれが「健全歌謡」なのか、正確な定義を知らないので、歌詞を見てそれっぽい歌に「愛国歌謡」と書きましたが、この手の歌であっても北朝鮮のように体制や指導者を露骨に賛美した歌はないようです。

 

 こうして記事を書くと、たいして知ってもいないし、わかってもいないのに記事にしていいのか、と思います。それでも私にとって、この時期の韓国歌謡がいちばん知っている曲が多いのです。とにかく、また誰かが補足・解説してくれないかな、と思いつつ、この記事を終わります。

www.youtube.com