写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

16  旧正月なのですね

    昨日、2月1日は旧暦の1月1日だったんですね。家に帰ってネットを見るまでは全く気づきませんでした。日本にいると旧正月なんて全然意識しません。旧暦行事で意識するのは8月の旧盆ぐらいでしょうか?あれはあの時期に終戦記念日があるから残ったのでしょうか?

 

 旧正月を中華圏では春節、韓国では「ソルラル」ベトナムでは「テト」といいます。数年前までは、この時期、中国人がいつもに増して街中を歩いていたり、冬場なのに妙にホテルが取りにくくなったりしていました。

 

 田舎に住んでいた頃には駅前のそば屋にまで中国人が出没して店員のおばさんがオーダーを受けるのに苦労していたり、という光景を見かけ、こんな田舎町まで、とびっくりしたものです。

 

 コロナも3年目、中国人も見かけなくなりました。2月は「ニッパチ」(2月と8月)といって閑散期、といわれていたものが、2010年代にはにわかに稼ぎ時に変貌していたものでした。ところが2020年代になってご承知の通りのコロナ禍で、またかんさんきにもどったしまったようです。以前から札幌は雪まつりのときは観光業界も活気づくわけですが、今年も雪まつりは中止、ということで観光業界は大変でしょうね。

 

 韓国では日本時代から1980年代初めまで新正月優勢だったそうなのですが、1980年代後半から旧正月が盛り返したそうです。日本や軍事政権が推し進めた新正月奨励が民主化以後忌避され、旧正月優勢になったと聞いたことがあります。

 

 その後韓国では新正月はあまり意識されず、旧正月中心、と聞いていましたが、さっき読んだネット記事では、新正月が盛り返しているそうです。韓国は2つの正月の間で揺れ動いているのでしょうか?実際にこの時期、繁忙期でしょうから、今後も、わざわざこの時期に韓国に行こうと思いませんが、どっちが優勢なのか、ちょっと覗いてみたいような気もします。