写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

32  北海道の鉄道、大丈夫かなあ?

 このところ大雪でしたが、ここ数日は降雪もほとんどなく、少し落ち着いてきました。ただ、公共交通機関はまだ完全には戻っていないようで、一部運休しているようです。

 

 2月10日から3連休ですから、昨年末あたりは、どこかへ旅行しようかな、などと考えていたのですが、コロナに続いてこの大雪ですから、さすがに出かけるのは憚られます。3連休もおとなしくしているしかないのでしょう。

 

 この大雪でJRの札幌駅発着の列車が運休し、マヒ状態になったことについて、あれこれいわれています。経費節減で除雪の人員や除雪車がたりないのではないか、というような話も見かけましたが、私はJR北海道の内情を知っているわけではありませんので、実際のところどうだったのかということはわかりません。

 

 他にも、昔に比べて車両が頑丈でないので、雪を跳ね飛ばして走ることができないのだ、とか、国鉄の時とは輸送に対する使命感が違うので、すぐ運休してしまうのだ、などという意見もネットで見かけました。確かにそういう側面はあるのかな、という気もします。国鉄の時とはコスト意識も違うし、経営が厳しいJR北海道ですから、いざ、というときに十分備えることができないのだろう、ということも推察されます。

 

 私は鉄オタですから、鉄道にもっと頑張って欲しいと思っているのですが、現状のJR北海道の状況では、現状維持は苦しいのではないかと思います。JR東日本に吸収合併、といっても引き受けてくれないでしょうし、もっと思い切って廃線を進め、都市部の鉄道の安定運行に集中すべき、という意見も見かけました。国鉄分割民営化の時には、もしかしたら先々はそうすることを見据えていたのかも知れません。一方で、再国有化したほうがいいのでは、という意見も見かけました。いち鉄オタとしては、それが望ましいのですが、それも現実味が薄いように思います。

 

 山線の廃止報道に続き、この大雪による大規模運休、JR北海道をめぐるニュースは後ろ向きの暗いことばかりで、北海道の鉄道の先行きは大丈夫かなあ、という心配が続いています。