写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

65  老後不安

    数年前までは、50代のどこかで早期退職して西日本に移住しよう、と思っていたのですが、だんだん現実問題になってくると、なかなか難しいものがあります。

 

 最大の問題は、やはり年金が65歳まで出ないということ、そしてその年金の額が正直なところ、思っていたよりもかなり少ないということです。もう少しもらえるのだろうと思っていたのですが、今のライフスタイルではこの金額では生活をまかなうのが困難なので、生活レベルをかなり落とさないといけません。

 

 おそらく上の世代よりはもらえる額が減っているのかも知れません。さらにインフレが進むかもしれませんし、そうなるともっと厳しくなるでしょうね。

 

 また、65歳まで雇用が維持されるか、あやしいですし、維持されたとしても体力・気力・能力すべての面で厳しいのではないかと思っています。さらに、転勤がある仕事なので、このまま働き続けていると、また田舎に行く可能性が高いですし、そこで定年を迎えた場合、そのまま一生を送るのは困難でしょう。あれこれ考え出すと、上の世代のようにゆとりのある老後を送ることは困難そうに思えます。

 

 もちろん、私より賃金水準が低い人、あるいは私よりも賃金水準が高くても家族持ちで生活費がかかる人、さまざまな事情を抱えている人が世の中には多数いますから、人生の選択肢ではなく、とにかく働かざるを得ない、という人も多いでしょうし、私もそうなる可能があります。

 

 でも今更、私たちの年代で、新しいスキルを身につけ、バリバリ働くことも困難でしょう。しかし今の日本は少子高齢化が進んでいますから、我々の世代もそうしないといけないのかもしれませんが、現実は難しいものです。

 

 私のような存在が、日本を停滞させ、イノベーションを阻害しているような気がしますが、仕事を辞めたら余計社会のお荷物になりますね。

 

 考えれば考えるほど、ドツボにはまって、ウーン、とうなってしまいます。