写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

35  高速道路路線図を見て思ったこと

   私は北海道在住で車を所有していませんから、普段車に乗りません。しかも鉄オタですから、公共交通機関利用も基本は鉄道です。ということで鉄道利用率が高い一方で、高速道路を使うことはほとんどありません。団体旅行でバスに乗ったときに高速道路を走る程度ですが、最近は団体旅行に行く機会もありませんので、ずっと高速道路にはご無沙汰です。多分10年以上利用していないでしょう。

 

 まして本州の高速道路など、子供の頃に車に乗せてもらって乗ったくらいで、その後は高速バスで夜間に利用したことが一回あったかな、という程度です。

 

 そもそも北海道は、他地域に比べると高速道路が発達していません。もうあとわずかの区間となったので、そのうちできるのではないかとは思うのですが、2022年の段階では、札幌と函館を結ぶ自動車道ですらまだ全通していないのです。

 

 ところが先日ネットで日本全国の高速道路網の地図を見る機会がありました。するともうほとんどの地域で高速道路かそれに準ずる自動車道ができているのですね。鉄道でいう「幹線」に並行する区間では、奥羽本線羽越本線山陰本線に並行する自動車道に未開通区間があるくらいです。あとはほぼ高速道路を使ってどこにでも行ける状態になっているのですね。鉄道路線図は子供の頃からよく見ていますが、高速道路路線図はあまり見かける機会がなく、改めて見て驚いた次第です。

 

 これでは車に乗る人は鉄道には乗らなくなるでしょう。全国の赤字ローカル線の存廃論議が起こっていますが、そのうち幹線すらも危うくなってくるかも知れません。