写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

10  新得から代行バス(2022年5月1日)

 新得に着きました。駅にそば屋があるようで、新得そばでも食べたいですが、根室本線休止区間代行バスがすぐ出発です。10分ほどしかありません。確認せずに駅前に停まっているバスに乗り込みましたが、1台だけだし、他の客も乗り込んでいるのでこれでいいと思います。ここから東鹿越までは2016年から不通なっているので列車に乗ることはできません。代行バスに乗るし、休止線でどうしようもないですから、残念ながら、全線完乗区間からは除外します。

 

 進行方向右窓側の席をゲット。13:57出発です。結構な客が乗っていますから、東鹿越で窓側の席をゲットするためには早めに降りなければ、と思っていたのですが、横の席にさっき特急の扉に自転車を置いていた少年が座ります。ツーリングには似合わないような、メガネをかけてひ弱そうな少年でした。サイクリングウェア姿ですから、なんで自転車に乗らないで列車に乗るのだろう、と思います。どうやら自転車はバスの下に入れたようです。ですが東鹿越でこの人、まごつきそうですから、私も降りるのが遅くなって列車のいい席がゲットできないのでは、と不安に思います。

 

 やはりバスは狭苦しくて、多人数が乗ると「密」です。コロナにそんなにこだわっているわけではありませんが、感染者がいたらうつりそうだぞ、と思います。出発すると、サホロリゾートへ寄ります。列車の駅はないはずなのですが、どうして寄るのかな、と思います。乗降客もいませんでした。

 

 狩勝峠を登ります。あいにく山側です。林が見えるだけで特にいい景色ではありません。反対側では眺望がききそうな区間がありました。峠を越えて下りにかかります。道を曲がって、落合駅に寄ります。意外にもここで隣のサイクリング少年が降ります。峠越えはしないで下りの区間だけ自転車に乗るつもりだったのでしょうか?私は全くサイクリングをしませんが、ちょっと根性がないぞ、と余計なことを思ってしまいます。

 

 次が幾寅。このあたりが南富良野町の中心のようです。とは言っても小さな町です。休止区間ですが、やはり駅に寄ります。私は映画をほとんど見ませんが、この駅も高倉健の「鉄道員(ぽっぽや)」という映画のロケで使われたということで、本当の駅名よりも、「幌舞駅」というロケで使われた駅名の方が目立ちます。これは留萌線恵比島駅と同じです。観光客らしきカップルが降りていきました。この駅も観光地として生きながらえているだけなのでしょうか?

 

 このあたりに南富良野高校がありましたが、「弘前大学1名合格」と大きな垂れ幕がかけられていました。 

 

 そのあと、金山湖という人造湖らしいのですが、その湖に沿って走ります。15:04に東鹿越に着きましたが、小雨模様。みなさん列車に乗り換えるわけですが、列車の扉が開くまで雨の中で待ちます。