写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

77  安倍元首相暗殺に思う(その6) 

   安倍氏暗殺の動機が(旧)統一教会への恨みから生じたものだ、という話が伝わってくるとともに、(旧)統一教会がらみの報道が増えました。 私も昨日と同じような話を書いてしまいますが、よろしければお読みください。

 

 統一教会は、昔、霊感商法合同結婚式でかなり問題になったことがありましたね。桜田淳子氏などの結婚が一時ワイドショーでかなり話題になっていました。

 

 これも昔の話ですが、たまに共産党のビラが家に入っていて、そこでは統一教会の関連団体とされる国際勝共連合保守系の政治家との結びつきを問題視していました。ですがそれは「反共」の大義名分のもとで結びついていたのでしょうから、共産党が批判するのももっともですが、相手が共産党だからそんなもんか、という程度の認識でした。

 

 あと、私が通っていた大学の学生新聞はよく関連団体だという原理研究会の危険性を指摘する記事を載せていたようでした。掲示板に貼ってあるのを見た覚えがあります。

 

 私が大学で当時マイナーだった韓国語を選択したとき、(余談ですが、結局モノになりませんでした)数少ない選択者に原理研究会の会員がいて、その存在を薄気味悪く思い、やっぱり韓国とかかわるのはリスクがあるのかな、と思ったことがあります。

 

 あと、ネットがではじめのころ、当時は韓国発の航空券の方が安かったので、ソウルで航空券を買おうとしたのですが、ネットで日本語で連絡取れそうなのが統一教会系といわれていた旅行社ぐらいで、大丈夫かな、と思いつつ連絡を取り、ソウルの営業所を訪れて航空券を購入したことがあります。特に問題はありませんでしたが。

 

 韓国が民主化し、冷戦構造が終わり、統一教会北朝鮮とつながりを持つようになる一方、日本国内では韓国の反日を左翼が利用するようになり、また、反共の大義名分のもとで韓国とつながっていた右派は韓国から引き気味になっていったなかで、安倍氏の周辺がうさんくささがよく知られるようになった統一教会と関係を持ち続けたのはちょっと不思議な気すらします。

 

 単に岸氏以来の腐れ縁を切れずに維持し続けたのか、対韓国や北朝鮮との地下パイプ的役割として利用するメリットがあると思ったのか、資金的なつながりや集票マシンとしての役割に期待したのか、それともそれ以外で何か別のメリットがあったのか、よくわかりませんが、どこかで縁を切ればよかったのに、と思います。

 

 今後、(旧)統一教会をめぐって政治的社会的にどういう動きが生じるのか、予断を許さないところがありますが、仮にいい方向に動いたとしても、人の命を奪う大事件が起きてからでは遅いですね。