写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

04  「安らかな60代」は遠そうです…

 若い頃から仕事の面ではあまりうまくいかなかったので、以前はとりあえず年金を25年納めて受給資格が出来る49歳まで、というのを目標にしていました。未納期間があったのでこういうことになったのですが、49歳になって独身で貯金をしていたら、どうにか仕事を辞めてもなんとかなるかな、なんて思っていました。

 

 ですがいざ49歳を過ぎても実情は辞めてなんとかなる状態などではなく、まだ働き続けています。それでも50代のうちになんとか早期退職、などと考えていて、今50代です。いざ50代になってみると、これまたなかなか難しい。仕事を続けるのも辞めるのも難しい、という状態に陥っています。

 

 なにしろ年金の受給年齢が65歳に延長されたのが大きいです。それまで貯蓄で食べていかなければなりませんし、頼みの年金の受給額も思ったより少なく、それだけで生活するのはかなり難しいかもしれない、と思ってしまうような額です。 

 

  しかしどうにも65歳まで働けるようには思えないし、求められるとも思いません。しがみつけば雇用は継続されるかもしれませんが、いまでも「窓際族」(本当に席が窓際にある)なのに、65歳までしがみついてどうするのだろう、と思います。

 

 今の60代、60歳でスパッと辞めてしまう人も、再雇用で継続して仕事を続けている人も、どっちもうらやましいな、と思います。今の60代は余力のあるうちにリタイア生活に入ることが出来る人も多く、「第二の青春」、あるいは「人生の黄金期」のように感じてしまいますが、私が60代になるころには、そうも行かないのではないか、と悲観的に考えてしまいます。

 

 日本全体が高齢化で傾き始めている時代、自分も子供を作らなかったので責任の一端はあるのでしょうが、果たして安らかな60代を迎えることが出来るのかな、と思ってしまいます。