写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

08  長万部の水柱を見物に行く<その2>~水柱を実地検分(2022年9月10日)

   長万部の水柱見物小旅行のつづきです。

 

   特急に乗って、11:06に長万部に着きました。改札を出るとき、「ニセコ号」目当てにホームで商品を販売する人たちとすれ違いました。もう一つのお目当ての洋食店「グラス」の開店は11:30です。どうしようか、と思いましたが、とりあえず先に水柱を見に行くことにしました。車窓や駅のホームからも吹き出しているのが確認できます。

 

 以前は、駅から温泉街に抜ける近道になっていたボロい鉄道跨線橋があり、列車を眺めるのによかったのですが、新幹線工事の影響で今春、撤去されてしまいました。ということで、遠回りをせざるを得なくなっています。

 

 「音がうるさい」という水柱ですが、車窓や駅からでも吹き出しているのが見えるものの、音は全くしません。歩いて近づいていっても音も水しぶきもありません。やはり報道は大げさだったか、と思います。

 

 跨線橋がなくなったので遠回りして室蘭線と山線の踏切を越え、墓場の通路を通り抜けます。ここを通ると多少近道になるのです。で、近くの通りに出ました。ですがまだ音はしません。

 

 通りには観光客がいっぱい、というほどでもありませんが、それなりの数はいます。十数人、あるいは数十人はいたのでしょう。私は角を左に曲がって行きます。この角を曲がると、やはり水柱の音がします。ガスによって噴出しているそうで、シューシューといった感じの音です。つまり、この周辺の一角だけが「騒音被害」にあっているわけです

 

 このあたりに住んでいたら「うるさくて夜も眠れない」と思ったかもしれませんが、今、私が住んでいる家は表通りに面していて夜中でも酔客の騒ぐ声や自動車の通行音、救急車のサイレンがひっきりなしに聞こえてくるところですから、それに比べたらたいしたことないな、と思います。こういう静穏なところに住んでいる人からすると大変かもしれませんが。

 

 このあたりらしき住人が「花が枯れてしまった」とインタビューに答えている動画を見ましたが、水柱に近い家の人の庭でも花が咲いていました。やはり大げさだな、と思います。

 

  表通りに戻って神社の脇から坂を上り、水柱を見に行きます。これは動画で見たとおりです。30メートルぐらいの高さだそうです。風向きの関係で、神社と現場の間の道路に水しぶきが落ちています。この日は風向きが反対なので住宅のあるあたりには全く水しぶきは落ちていませんでした。

 

 風向きの具合によっては多少住宅のあるあたりにも水しぶきが降ってくるのかな、と思いましたが、この様子ではかなりの強風でないと水しぶきは届かないように思います。

  

  どの程度の騒音なのかな、水しぶきはどの程度なのかな、と思って見に行ったのですが、やはり実地検分してみると「なるほど」と思います。「百聞は一見に如かず」というところでしょうか?

 

 帰りにバイクを歩道に止めていたおじさんが警察に注意されていましたが、交通整理や警察の人が出たりして、このあたり、にわか観光地になっている様子でした。

 

 今回も写真は撮りませんでした。ということで画像はありません。相変わらずひねくれています。気になる方は「長万部 水柱」で検索してみてください。