写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

98  ベトナム料理店で「ブン ティト ヌオン」(焼肉ビーフン)を食べる

 3連休2日目もぐうたら過ごし、天気も雨でした。

 

 それでも昼食を食べなければいけません。日曜日は近くの店も閉まっているところが多く、開いているのはそば屋とベトナム料理店ぐらいです。そば屋は以前行きましたから、ベトナム料理店の方に行くことにしました。

 

 傘を差して店に行きます。中に入ると窓を閉めているせいか、独特の匂いがします。いつもはベトナム人のお兄さんがいるのですが、今日はおらず、代わりにやはりベトナム人の女性がいました。日本語はあまりうまくないようで、接客がぎこちないです。

 

  大丈夫かな、と思いましたが、とりあえず注文。水の代わりに独特な甘みのようなものがあるきれいな緑色をしたお茶が出てきます。これ、初めて飲んだときはベトナムに来たような気にさせましたが、しばらく切れていたようで、この店に来ても出てきませんでした。特に飲みたい、と思わせるものではないですが、それでもせっかくベトナム料理店に来たのですから、こういう飲み慣れないものが出た方が面白いです。

 

 しばらく待って、注文した「ブン ティト ヌオン」というものがやってきました。日本語では「焼き肉とビーフン」となっています。有名な「フォー」は切って作るのに対し、「ブン」というのは、米で作った押し出し麵のことだそうです。白いですが、少しだけ透明感があります。

 

 これに焼肉と小さい揚げ春巻き、キュウリ、レタス、ピーナッツが載せられています。前回食べたときはパクチーも載っていましたが、今回はありませんでした。これにニョクマムで作ったらしいタレをかけて食べる汁なし麵です。

 

 この店の肉、網焼きをしているようで、なかなかおいしいのです。麵は量が多く、おなかがいっぱいになります。ベトナム人をよく見かける店なので、日本人向けにアレンジされていないらしく、現地の味のようで、毎日これだとちょっときついかもしれませんが、ちょっとベトナムに迷い込んだ気分にさせてくれます。月一回ぐらいのペースで通うには面白い味と料理でした。