写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

12  函館往復してきました<その1>(2022年10月2日)

   10月2日の日曜日、思い立って函館に行きました。

 

 本当は朝6時の特急北斗2号に乗って、というつもりだったのですが、目が覚めたら5時半だったので、それは諦めました。ですが、函館に3年間行っていないし、ゴールデンウィークの時は初乗り区間を優先しましたし、先日水柱を見にいった長万部以南は久しぶりでしたので、やはり行こうと思いました。

 

 6:07発の721系電車で6:23札幌着。また窓が少しですが曇っています。このところ劣化している窓の電車にあたることが多くなってきました。なんとかして欲しいものです。札幌駅の弁当屋を覗きましたが意外とよく売れています。ですので客が多く、買うのはやめました。

 

 6:52の特急北斗4号に乗ります。自由席6号車。海が見える進行方向左側に座ります。いったん右側に座ったのですが、札幌発の場合、左側が海が見える席なのですね。それに気づいて替わりました。

 

 天気はよく、晴れています。苫小牧を出ると海が見えます。ですがこの区間は先日長万部に水柱を見に行ったとき乗ったばかりです。客は少なく、ガラガラでした。

 

 長万部を通過するときに確認しましたが、やはり水柱は止まっていました。突然吹き出して突然止まったと言うことですが、自然現象は不思議ですね。

 

 八雲を過ぎ、森までの区間寂しげな海岸線です。以前はこの区間、コンクリートに鉄パイプを通したチャチな柵が続いて寂しげな風情を印象づけていたのですが、近頃はごくわずかな区間だけになってしまいました。周辺は寂しげな漁村風景です。明治天皇の上陸碑が海中に立っていて、海鳥が止まっています。

 

 森を過ぎると駒ヶ岳の脇をくねくねと曲がりながら登っていきます。駒ヶ岳は上方に雲がかかっていました。大沼を一瞬見て、大沼公園をすぎると小沼が反対の窓に見えます。この区間だけは進行方向右側の方が景色がよいです。空いていたのでこの区間だけ反対の席に座りました。トンネルをくぐると、函館平野函館山を一望できるポイントに出ます。少しずつ峠を下りていって平地に達すると新函館北斗駅です。そして函館に向かいます。10:38函館着。

 

 今回の目的は5月に北海道のJR在来線には完乗したので、未乗で残っていた函館市電区間に乗ろう、ということでした。駅を出ると、電停に目的の「函館どつく前」行きがちょうど来るところでしたので飛び乗ります。そのまま終点の函館どつく前へ。

 

 複線の市電が終点直前で単線となって終点の函館どつく前電停に着きます。この終点のこじんまりした風情が妙に好きなのです。函館市電東京都電と同じ1372ミリ軌間ですが、改めてまじまじと見ると札幌市電と比べるとかなり広く感じます。あと、軌道周りの舗装がやや粗雑、というか、崩れている感じがしました。

 

 函館の市電はY字型になっていますが、十字街から分かれるこの路線だけが未乗だったのです。早速函館市電完乗。他の区間は以前に乗ったはずですが、市電を降りるとき1日乗車券600円也を買ったこともあり、改めて市電完乗を目指すことにしました。最初は未乗区間だけ乗ってとんぼ返りするつもりだったのですが、いざ来てみるとやはりもう少しいようか、という気になるものです。ただし観光はしません。

 

 続きは次回に。