写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

13  函館往復してきました<その2>~市電とビーフカレー(2022年10月2日)

 函館どつく電停前の公園でひと休憩し、次の電車に乗ります。十字街で降りて、谷地頭行きに乗り換え。終着の谷地頭電停の近くに赤茶色の色をした谷地頭温泉があり、以前何度か行きましたが、今回は入浴の準備もしていませんし、前を散策するだけです。

 

 谷地頭から今度は函館駅前を通り、反対側の終点湯の川まで乗ります。始発から乗ったので一番前の席に座りますが、市電ですからロングシートです。

 

 途中、以前にふと入って大福や団子を買って食べたらおいしかった「北屋」という餅菓子店の前を通りましたが、日曜ということで休業でした。

 

 湯の川の終点も線路が1線だけのだけのこぢんまりした終点です。1つ手前の湯の川温泉のあたりに足湯がありましたが、行くのを見送りました。そのまま引き返します。

 

 函館駅で降りて、13:31発の特急に乗るつもりでしたが、間に合うか微妙です。電停について函館駅に着くと、もう発車案内の電光表示は消えていました。ということで次の列車にしました。

 

 となると、1時間半ほど空き時間があります。先ほど、谷地頭から十字街を通るとき、「小いけ」というカレー屋を見かけました。どこかで名店だと聞いたことがあり、そこにでも行ってみようか、と思います。駅前からもう一度市電に乗ります。今度は新型の低床連接車でした。この電車は最前部がクロスシートです。そこを狙いましたが、別の観光客らしき親子にとられてがっかり。

 

 十字街で降りて、少し歩いて「小いけ」に行きます。昭和23年創業とか書いてありましたが店は新しいです。メニューの人気№1~3位まではおいしそうでしたが、1000円超えです。960円のビーフカレーを注文。丸く盛ったご飯とグレイビーポット(というらしい)に入れたカレーが来ました。おいしいですがかなり辛いです。私は辛くても大丈夫ですが、子供にはきついでしょう。

 

 ところで、今、確認のためネットを見たら、私の行ったのは「小いけ本店」で、横に「元祖小いけ」という店があるとのこと。気づきませんでした。岡山にも「広栄堂」という名のきびだんご屋も2軒並んでいますが、ここでも「元祖」と「本家」の類の関係があるようです。今度行く機会があったら「元祖」にも行ってみようかと思います。 

 

 食べ終わってまた十字街から市電に乗り、函館駅で降りて、駅に向かいます。「エホバの証人」の人がずっと立っていました。ご苦労様なことですが、私にはその信仰が理解できません。

 

 駅売店で夕食用の「鰊みがき弁当」を買います。1000円になっていました。これでも函館駅弁の中では安い方です。改札を抜け、ホームに出ますが、いまや売店も駅そばもありません。自販機のみ。

 

 今度は行きと反対の山側の景色を見るために進行方向左側に座ります。また自由席6号車。函館発15:01特急北斗15号です。以前は七飯から「藤城線」を経由し、単線高架で住宅街の上を通過するのがちょっとしたスリル感があって好きでしたが、新幹線開通以来、新函館北斗経由になり、「藤城線」は一部の普通列車だけが経由するようになりました。あえて「藤城線」経由の列車に乗ってみようか、という気もしたのですが、新幹線開通前はよく乗っていたし、今回は函館からそのまま特急に乗って帰ることにしました。

 

 左側の窓から見える一番のスポットは小沼ですが、帰りはウトウトして、気がついたら小沼を通り過ぎるところでした。八雲・長万部と過ぎ、暗くなってきました。17時ごろ、伊達紋別を過ぎたところで弁当を食べます。日が暮れてしまいます。夜の復路の列車は、汽車好きの私でも早く降りたくなります。ボヤーッとしつつ、18:47札幌着。

 

 多分18:57発の電車で19:12着。旅行記を書くとき、いつも最後の電車が何時だったかの覚えが曖昧になる傾向があります。 

 

 今回もお付き合いくださり、ありがとうございました。