写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

49  海側山側

   先日函館往復をしたとき、行きは海が見える進行方向左側の窓側座席に座り、帰りは気分を変えて山側の席に座りました。

 

 とはいえ、私は基本海側重視です。むかし大阪行きの「白鳥」に乗るときも海が見える側の席と決めて乗っていました。青森発の場合は進行方向右側、大阪発の場合も右側です。というのは、新潟駅で進行方向が変わるので、羽越本線内で海が見える側を重視するのです。そのため、信越北陸本線内では山側になりますが、その代わり湖西線で琵琶湖が見えました。

 

 このように、私は列車に乗るとき、どちら側の窓が景色がいいか見当をつけて乗ります。東北本線などはは左右で景色にさほどの違いはないのですが、海や川に沿った路線ではこだわりますね。

 

 台湾に行ったときも、南廻線で海が見える進行方向右側の席にこだわり、わざわざ席を取り直したりしました。そのおかげで、景色を堪能できましたが。

 

 海の場合、地図を見ればどちら側の席に座れば海が見えるのか、見当がつきますが、川の場合は右岸左岸どちらに沿って走るのか、さらに、途中で鉄橋を渡ることがあるのでなかなか難しいのです。また、川に沿って走る山岳路線では山も重要な景色のポイントですから、どちらに座るか、悩ましいことになります。

 

 北海道の場合は、札幌発の場合、室蘭本線は進行方向左側函館山の場合は小樽までは海の見える右側が望ましいです。ただ、それ以遠は左側がいいか右側がいいか、悩ましいところです。左側に座ると塩谷の浜、ニセコの山々や川が見えますし、右側には羊蹄山が見えます。右側でも川の見える区間もあります。

 

 石勝線・根室本線の場合は基本右側です。千歳空港の飛行機やわずかながら滝が見えるところがありますし、釧路手前では海が見えます。石北本線はやや左側がよさそう、宗谷本線も川や海が見える左側がいいですね。 

 

 ところで、鉄道に乗っているときは海が見えるとうれしいのに、船に乗っていると陸が見えたらうれしいですよね。あれは考えてみると不思議です。大海原が単調なので、アクセントになるものがあるといいのでしょうかね?

 

 皆さんは旅行をするとき、沿線風景にこだわりますか?