写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

02  香港料理店が開店

 このところ、なくなるものが多くて、がっかりすることが多い日々ですが、久しぶりで新しいものができました。近所にテイクアウト専門の香港料理店がオープンしたのです。

 

 この店、大分前から看板だけはあったのですが、開店がちょうどコロナ禍にぶつかり、長期にわたって休業状態だったのです。コロナも落ち着きつつあるせいか、ようやく本格的に開店することになったようです。

 

 テイクアウト専門店とはいえ、近くに中華料理店がなかったのでよかったです。香港料理、と銘打っていますが、どうも南方系の中華料理で、台湾のルーローハンやシンガポールビーフン、タイのカオマンガイと似た鶏飯などがメニューにありました。正統派の中華、というよりエスニック系中華のようです。

 

 とりあえず先週、雨の中、シンガポールビーフを買ってきました。カレー味でした。オープン記念サービスという前菜がザーサイやキュウリ、キクラゲの味付けでしたが、これが結構おいしかったです。

 

 店頭に立っている人は日本人の中年男性でしたが、厨房で腕をふるっているのは白髪のもしかしたら中国人男性のようでした。新規オープンなのに白髪の人が調理しているので驚きました。他の店もそうですが調理場にいるのは高齢者で、店頭にいるのは若い人、といっても30~40代、という店が多いです。また一つ、日本大丈夫なのかな、と思ってしまいました。

 

 その翌週、また行ってみました。今度は白髪の調理人はおらず、日本人のおじさんがひとりだけ。あの人は店主の師匠かなにかで、開店の応援にきていたのでしょうか?まだ二度目の来店なので事情がよくわかりません。

 

 出て行くときに女性が中国語なまりの日本語で「いらっしゃいませ」と入れ違いに出て行きましたから、この人も店員か関係者なのかもしれません。

 

 今度は「薬膳鶏飯」を頼んでみました。南方系の中華料理店なので、タイのカオマンガイみたいなものが出てくるのか、と思ったのですが、容器の上に蒸し鶏をのせたご飯と赤いクコの実が散らしてあり、家に持って帰ると、「薬膳」らしく、カオマンガイとは違った味でした。ですが私は薬膳系が好きなので、これはこれでおいしくいただきました。

 

 長持ちするかどうかわかりませんが、機会があれば時々買ってこようかな、と思いました。