風邪を引いている期間、毎日のように近所の大型スーパーにある薬売り場に通っていました。決して小さい売り場ではありませんが、さりとて大型ドラッグストアと比べると大きいとはいえません。
まず気づいたのが、「カコナール」が売っていないのです。今は「カコナール2」というのもあるのですが、どちらもおいていません。葛根湯系風邪薬でいちばんよく利用していたのですが、見当たらず、別の葛根湯風邪薬を買って帰りました。「カコナール」で検索すると、今は第一三共ヘルスケアから発売されているのですね。
次に気づいたのは、喉が痛いので、「浅田飴」を買ったのですが、最初に買ったのは青い缶の「クール」でした。600円ほどして決して安くはないのですが、朝から晩までなめていたら、一日でなくなってしまいました。
浅田飴を買うときにはいつも「クール」で、「ニッキ」というのもあったはずだけれど、これを買った覚えがありません。一時、といっても数十年前ですが、「パッション」という新しい味の浅田飴が発売され、浅田飴というと永六輔や黒柳徹子がシンプルなＣＭをしていたのに、仙道敦子を使った当時としては斬新なＣＭをしていました。あの「パッション」という味、今でもあるのだろうか、と思います。
たまに味変してみようか、と思い、店の棚を眺めたのですが、あったのは「クール」とオレンジ味の「浅田飴せきどめ」だけです。「パッション」はもちろん、「ニッキ」すらありません。違う味を買おうと思ったので「せきどめ」の方を買いましたが、こちらの方が安かったので不思議。
で、家に帰ってネットを見ると、今でも「カコナール」も、「浅田飴ニッキ・パッション」も売っているのですね。ですが棚に並んでいないのです。
この大型スーパー、店が広い割には私の欲しいものが置いていないスーパーなのですが、今回も欲しいものがありませんでした。ですが、浅田飴のサイトを見ると、見たこともない製品が並んでいます。各社からいろんな製品が出て、大型の店でもカバーしきれない状態になっているのでしょう。
私がほしいと思い、業者も売りたいに決まっているのですが、間を取り持つ店の棚に置いてもらえない、ということが大型店でも間々あるようです。今回は病気でしたから、わざわざ他店に足を運ぶ元気がありませんでしたが、改めて店の棚取り合戦は厳しいものなのだな、と思いました。
