昨年の正月、ふと思い立って、札幌の三越で金沢の正月菓子「福梅」を買いました。紅白の最中にやや硬めの餡が入っている、というお菓子です。これを食べたのはおそらく数十年ぶりで懐かしくいただきましたが、札幌の三越に行けばこの「福梅」を入手できるとわかり、今年も正月、といっても正月明けだったのですが、購入してきました。
行ってみると全国のお菓子を並べたコーナーは縮小され、北海道のお菓子が並んでいました。私は全国あちこちに住んだことがあるので、北海道以外のお菓子になじみがあり、わざわざここへ行って全国各地の銘菓を購入しているのですが、北海道の人にはあまりなじみのないお菓子ばかりで、あまり売れないのかもしれませんね。ちょっと残念に思いました。
それでも「福梅」はちゃんと置いてありました。今年も昨年と同じ「諸江屋」の「福梅」でした。金沢の和菓子屋は、たいがい正月に「福梅」を製造しているでしょうから、本当は食べ比べをしたいのですが、「福梅」を札幌で購入できること自体がありがたいことです。各社食べ比べは通販ならできるでしょうが、さすがにそこまで贅沢なことはしません。
5個入り800円ほどで、白が3つ、紅が2つ入りでした。最初はそのままで、そのあと数日後に抹茶を点てていただきました。やはり上品な和菓子で、満足満足。
とは言っても一人暮らしには贅沢な和菓子です。このところお金が飛んでいく、とばかり言っているわけですから、そこは心しておく必要がありますね。