写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

33  つくしとウドと山菜採りの思い出と

    春になると、春の山菜が野菜売り場に並びます。私はアウトドア系の人間ではないので、山菜採りなどはしませんが、山菜は好きです。金沢にいた子供の頃には山の方にある大日川ダム、というところまで山菜採りに連れて行ったもらったこともあります。フキやワラビ、セリやミツバを採ったように思います。フキは祖母が「きゃらぶき」にしていました。

 

 でも、岡山で同じようにやったら近くの人に怒られて、それ以来行っていません。西日本では山と言っても民有地が多く、山菜採りは難しいようですね。

 

 北海道では山菜採りが盛んなようですが、その代わりよく老人が山で行方不明になって亡くなった、という記事が新聞に載りますね。インドア系の私ですが、山菜採りなら行ってもいいかな、と思うものの、連れて行ってくれる人もおらず、どれが食べられる山菜かも見分けがつきませんし、こちらで山菜採りに行ったことはありません。

 

 ところで、朝、職場まで歩いて行くのですが、途中の道端につくしが生えています。これも子供の頃、つくしを抜いて袴を取り、茹でたか何かして食べた覚えがあります。毎朝、それを思い出して、抜いて食べてみようか、と思うのですが、出勤途中ですし、車が行き交う道端でつくしを抜くのもなんだか変なので、実行できずにいます。

 

 ということで、山菜採りもつくし取りもできないのですが、スーパーでまた行者ニンニクと今度はウドを買ってきました。今回はおとなしく酢味噌和えです。

 

 どちらも軽く茹でて、ウドは酢水につけてしばらくおき、酢味噌をあえて食べます。行者ニンニクは以前に記事にしたことがありましたが、ウドはまだ書いていなかったと思います。

 

 白いものでしたから山ウドではなく、栽培された軟白ウドでしょう。ウドって、独特の風味がありますね。爽やかさ、とも違うし、ほろ苦さ、というのともちょっと違う、独特、としか書きようのない風味です。でもこれがおいしいのですよね。

 

 つくしも抜いてゆで、食べてレポートしたい気もするのですが、帰りは職場前からバスに乗るので、つくしが生えているところを通りません。それにちょっと道端のつくしを抜いて持って帰る勇気がありませんね。眺めるだけになりそうです。